ゲームを作るポジション

ガンバ大阪などで活躍した山口智【写真：松岡健三郎】

　『センターバックのゲームメイク術』2012年、ジェフ千葉はJ1に昇格できなかった。それでも戦術は完成しつつある。“つなぐサッカー”の体現者となった山口智は、チームのスタイルにどのような可能性を見出したのか？プレーメーカーを務めるセンターバックの理論に迫った。（文：西部謙司　2013年3月発売『フットボールサミット第11回』を転載） ■プロフィール 山口智（やまぐち・さとし） 1978年4月17日生まれ、高知県出身。中学卒業後、ジェフユナイテッド市原（当時）ユースチームに加入。1996年3月、当時のJリーグ史上最年少高校生Jリーガーとしてデビューした。01年にガンバ大阪に期限付きで移籍し、翌年に完全移籍。06年から3年連続でJリーグベストイレブンを受賞。12年より千葉でプレーする。日本代表では、09年のイヴィツァ・オシム率いるチームに召集され、国際Aマッチ2試合出場。