マンU史上最強! 伝説の英雄5人(5)まさに怪物! 変貌を遂げた世界最高の点取り屋
イングランドのトップリーグを史上最多となる20回制覇しているマンチェスター・ユナイテッド。2006/07シーズンからの3連覇を含め、21世紀だけで7度プレミアリーグのトロフィーを掲げている。こうした輝かしい成績を残しているイングランドの名門では、これまで多くのレジェンドたちが活躍してきた。今回は、21世紀以降に在籍した選手の中から厳選した5人の伝説の英雄を紹介する。(在籍期間、通算成績は『transfermarkt』を参考)。
ドリブラーから世界最高の点取り屋へ
FW:クリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル代表) 生年月日:1985年2月5日 在籍期間:2003年8月~2009年7月、2021年8月~ 通算成績 :315試合132得点72アシスト 主な獲得タイトル:プレミアリーグ(3回)、UEFAチャンピオンズリーグ(1回)、リーグカップ(2回)、FAカップ(1回)、コミュニティ・シールド(2回)、FIFAクラブワールドカップ(1回) 2000年代後半のマンチェスター・ユナイテッドの躍進はクリスティアーノ・ロナウドの活躍なくしてはあり得なかっただろう。03年夏にユナイテッドに加入した当時は生粋のドリブラーであったロナウドが、スコアラーとして覚醒していく過程をサポーター達は目の当たりにした。 03年夏にスポルティングからユナイテッドへと移籍すると、前シーズンまでデイビッド・ベッカムが着用していた背番号7を継承。加入初年度から多くの試合に出場したが、 加入してから3年間、プレミアリーグで二桁ゴールを記録することはなかった。ところが2006/07シーズンに17ゴール14アシストを記録し、点取り屋としての能力が覚醒する。PFA年間最優秀選手賞とFWA年間最優秀選手賞をダブル受賞し、チームも2002/03シーズン以来のプレミアリーグ優勝を成し遂げた。 続く2007-08シーズンはプレミアリーグで31ゴール、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)で8ゴールを記録し、両大会で得点王を獲得。チームの二冠達成の立役者となり、2008年度のバロンドールを受賞した。2008/09シーズンもプレミアリーグ優勝を成し遂げ、ロナウドはリーグ3連覇を置き土産に自身の憧れのクラブでもあったレアル・マドリードへと活躍の場を移した。世界最高のボックスストライカーへ変貌したロナウドは、21年夏にユナイテッドへと12年ぶりの復帰を果たした。