「現役ファンドマネジャー」に新興銘柄の見所を聞いてみた
新興銘柄ファンドを運営する機関投資家は、どのような観点で市場や企業を評価しているのか(写真:taa/PIXTA)
取得時において創業25年以下、または上場後10年以下の高成長が期待できる新興銘柄に投資をするアセットマネジメントOneのMHAM新興成長株オープン。ファンドマネジャーの岩本誠一郎氏に、投信運用の方針や投資対象選別の手法、注目しているテーマなどについて聞いた。――ファンドの運用方針は? 持続的に成長する企業をいち早く発掘して投資をするのが基本方針で、幅広い業種、業態をカバーしているのが特徴。20年以上続いているファンドで、いろいろな業種に対する知見がチームに蓄積されている。短期的な流行り廃りにとらわれずに、市場調査や業績動向、企業の競争優位性やマネジメントのクオリティなども分析して投資している。 たとえば自動車であれば、ガソリンエンジンから電動化、EVに向かう流れのなかで、どのようなタイミングでどのような技術が導入されていくかを検証する。このような流れに欠かせない技術を持ち、大きな利益を生み出せる会社を探すことを得意としている。自動車に限らず、マーケティングや人材関連、メディカルなど、幅広い業種で市場の変化の方向性を調査している。
本文:3,020文字
購入後に全文お読みいただけます。
すでに購入済みの方はログインしてください。
島 大輔