【ハイライト動画あり】帝京大学、明治大学に逆転負け。最終戦は慶應義塾大学と対戦。ラグビー関東大学対抗戦
秋晴れの青空だった。神宮外苑のイチョウ並木も黄金色に輝き、ラグビーをするにはもってこいだ。隣には秩父宮ラグビー場。イチョウ並木とはまた違った景色が芝生の上に輝いていた。 【ハイライト】帝京大学 vs. 明治大学
この試合の対戦校は明治大学。2018年度以降、帝京大学は勝ち星がなく、何としても勝ちたいところ。大学選手権を占う重要なゲームでもある。
明治大のキックオフで試合が始まると、序盤は帝京大が有利に試合を進めた。そして前半2分、FW(フォワード)が連続攻撃でじわじわと前進すると、対抗戦初出場のSH (スクラムハーフ)片岡祐二(2年=京都成章)が右にパスアウト。
タッチライン際までパスを回し、WTB(ウイング)人見太基(3年=伏見工)があとわずかでトライというところまでゲインする。そこでできたラックにスピードに乗ったNO8(ナンバーエイト)奥井章仁(1年=大阪桐蔭)が角度をつけて走り込み、この試合のファーストトライをあげた。
続いて16分にはCTB(センター)尾崎泰雅(4年=伏見工)が明治大のパスをインターセプト。およそ80mを走り切りトライをあげる。
25分には明治大のミスからSO(スタンドオフ)高本幹也(2年=大阪桐蔭)、尾崎、WTB木村朋也(4年=伏見工)とつなぎ木村が前進。木村は捕まるもフォローに走っていた尾崎がボールをもらい、そのままトライ。前半にもう1つトライをあげ、23-19で前半を折り返す。
後半は完全に明治大ペースで試合が進んでいった。明治大がゴール前でスクラムやラインアウトがあれば大きな手拍子が生まれた。その雰囲気にもやられたのか。帝京大は後半ノートライ。最終的に23-39でノーサイド。2敗目となった。
試合後、岩出雅之監督は「結果として敗戦なので残念だが、学生たちは前半、後半とも我慢強く頑張った。悲観せず、少しづつでも成長してほしい」。松本健留主将(4年=大阪桐蔭)は「自分たちの力不足な部分もあった」と反省点を述べた。