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ナイフビレッジに新工房 越前市、観光やブランド強化

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 越前打刃物の職人でつくるタケフナイフビレッジ協同組合の新工房が完成し8月28日、越前市余川町で竣工(しゅんこう)式が行われた。従来の共同工房横に増設した新工房は、正面から正三角形に見える建物2棟を組み合わせた斬新なデザイン。職人たちは「さらに越前打刃物のブランドを高めていく」と気持ちを新たにしていた。  同組合は1991年、福井市出身の工業デザイナー川崎和男さん(大阪大名誉教授)と商品開発に取り組んだ当時20~30代の11事業者で設立。93年に見学コースを設けた共同工房をオープンさせた。近年は若手の就労も相次ぎ、12事業者の職人48人が働いている。  新施設(延べ床面積396平方メートル)には、手狭になった共同工房の拡張を兼ねた見学工房や売店などを設置。共同工房の見学コースは2階から見下ろす形だったが、新工房ではガラスを挟んで間近に鍛造、研ぎの作業を見学できる。新工房のデザインディレクターも務めた川崎さんの作品を再現した展示も今後予定している。  これまで共同工房にあった売店部分は見学コースの"入り口"として、打刃物の歴史などが学べる資料館に改装した。総工費は1億3200万円。  関係者約70人が参加した竣工式では、同組合の北岡英雄代表理事が「打刃物のブランドを高める。観光拠点として地域に貢献する。後継者の育成を推進する。この3点を約束する」とあいさつ。奈良俊幸市長は、新工房横の多目的広場が若手職人の独立用地を兼ねていることに触れ「ビレッジの名にふさわしく、今後も後に続く工房が増えてほしい」と期待を込めた。同組合から川崎さんに、これまでの協力に対する感謝状も贈られた。

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