お金を貯めている人が「あえて出費を惜しまないもの」。プロも太鼓判を押す家計の中身
夫婦で家計管理をすることで、年300万円貯めているというUさん一家。それでも、お金は楽しく使っているので、貯蓄ストレスはゼロだとか! Uさん的、お金をかける・かけないところとは!? ファイナンシャルプランナー丸山晴美さんにも貯蓄のポイントを教えてもらいました。
お金を貯めている人に聞く「ここにはお金をかけています!」
楽しく貯めて、楽しく使うがUさんのお金とのつき合い方。家族がハッピーになることにちゃんとお金を使うから節約ストレス、ゼロ! <Uさん(仮名・千葉県・28歳)> 夫(33歳)、長女(3か月)で3LDKの賃貸アパート暮らし。結婚4年目。看護師としてパート勤務。現在、育休手当を受給中。昨年5月、夫がキャリアアップを目指して転職。
【健康】病院はこまめに。体調管理は将来への投資
体調不良のときは早めに病院へ。 「悪化するとかえってお金がかかるし、欠勤が続けば勤務評定にも響いてしまいます」。 治療費が高額にならないよう、歯科の定期健診も受診。
【趣味】夫婦で大好きなおうちカフェや家族旅は我慢しません
貯金できた金額によって、旅行やスイーツなど大小のお楽しみを用意して、やりくりモチベーションを上手にキープ。 「今は外食が難しいので、おうちカフェを工夫して楽しんでいます」
【勉強】お金の勉強のために書籍代は惜しまない
貯蓄を本格化させると同時に夫婦でお金の勉強を開始。 「知識としてきちんと手元に置いておきたいし、夫婦で共有したいので本は電子書籍ではなく現物を購入。何冊でもいくらでもOKにしています」
【食費】質のいい生鮮食品を買って楽しい食卓を
食はハッピーな暮らしの要。高級な食材を買うのではなく、旬のものや地元でとれた野菜を買って、鮮度のいいうちにつくりおき。 「忙しいときでも体にいい食事ができるようにしています」
●ここにはお金を使いません
・マイホーム 住宅ローンを抱えるリスクや子どもの成長に伴って住みたい家も変わるなど不確かな要素が多いため。「その分、貯蓄に専念中です」 ・クルマ 税金や保険をはじめ、維持費に年間数万~数十万円かかるクルマは手放しました。「クルマがどうしても必要な場合はレンタカーですませています」
●FPからひと言「お金の知識を駆使し、すみずみまできちんと考えられたお手本家計」
節約アドバイザーでファイナンシャルプランナーの丸山先生もUさんの節約テクには太鼓判! 「節税から資産運用、プチ稼ぎ、ポイ活まで、1つずつ情報を集め、理解・納得して実行できています。夫婦でお金の動きを共有している点も、貯まる共働き家計の鉄則。 『これをやれば貯蓄できる』というワザがすみずみまで行き渡った、お手本のような家計です」
ESSE編集部