日本ハム・田中正義「ちょうど2倍にしてもらいました」7200万円で更改 「リーグ優勝、日本一になれるようにどんな場面でも何試合でも投げたい」
日本ハムの田中正義投手(30)が6日、北海道北広島市の球団事務所で契約交渉。今季の3600万円から「ちょうど2倍にしてもらいました」と笑顔。7200万円で更改した。(金額は推定) 今季は抑え、中継ぎとしてキャリアハイの53試合に登板。4勝4敗20セーブ、12ホールド、防御率2・17の成績を残した。「ファンのみなさんはリーグ優勝、日本一しか求めていないと思うので、それに向けてやっていきたい」と誓う。増額分の使い道を「自己投資に使うと思う。トレーニング器具もそうですけど、遠征の時の飛行機も席を広くしようかな。僕は肩幅が広いので」と笑った。 新庄監督からファンフェスティバルで斎藤友とともにWストッパーに指名された。「名前を出していただいたことにありがたい気持ちでいっぱいなんですけど、横一線だと思いますし、競争だと思うので、安心してマウンドに送ってもらえるようなボールを投げられるようにオフ、キャンプ取り組んでいきたい」と気を引き締めた。 抑えというポジションに関して「強烈なこだわりはない」と言う。「とにかくリーグ優勝、日本一になれるようにどんな場面でも何試合でも投げたいと思ってます」と必要とされるところで力を発揮したい考え。登板試合数も「自然と50、60という数字になっていくと思います」と話した。 ロッテとのCSファーストステージ3戦目は同点の五回2死一塁の場面で登板。1回2/3をピシャリと抑えて勝利を呼び込んだ。「いい感覚をつかめた。その感覚を頼りにアップグレードできれば」とさらなる進化を遂げて、来季に臨む。