【防災備蓄のローリングストック! 時短&おいしい超簡単レシピ】認知症予防も美肌も! 女子会ウケ間違いなしのカフェ飯風「イワシとアボカドのグラタン」
魚の缶詰の健康効果を取り入れつつ、ローリングストックを実践という欲張り企画。管理栄養士・防災食アドバイザーの今泉マユ子さんに、防災用に買った缶詰を持て余している編集部のギリコが、簡単レシピを教わる。今回は、おつまみとして人気の「いわしのかば焼き缶」とアボカドという意外な組み合わせ。なんと、美肌効果も期待できるそう!
食品の備蓄の目安は1日3食×3日間×家族の人数
ギリコ:今泉先生、私は近年、防災に備える気持ちがどんどん高まっていて、いざというときのための品物がどんどん増えている状態なんです。例えば食品のほかにも発電機や蓄電池まで買いそろえてあります。が、今、困っているのが食品についてです。 非常時に備えて食品を備蓄するあまり、賞味期限が切れる前に消費するのを忘れてしまうこともあって…。買いすぎているような気もしています。適量ってどのくらいなのでしょうか? 今泉:人によって1食分の満足する量は違うので、一概には言えないのですが、自分や家族の食べる量を把握し、ストックの量を決めるようにしましょう。政府は非常食について、最低でも3日分は備蓄する(※)よう呼びかけています。 1日3食×3日間×家族の人数分です。水なら1人1日3ℓ×3日間=9ℓ×家族の人数分が目安。 ※ただしこの3日分は最低量。できれば1週間分を、また新型感染症発生などに対しては2週間分の備えはあったほうがよいとされている この数字をもとにつねに3日分は備蓄されているよう、賞味期限の近いものから食べては買い足す、を繰り返すローリングストックを行ってみてくださいね。 ギリコ:ローリングストックを実践したいのは山々ですが、実際はつい面倒になったり忘れてしまったり。うまく続ける方法はありますか? 今泉:定期的に「非常食を食べる日」を決めておくとよいですね。そして、家にストックしてある非常食を、災害時を想定した「ガスや電気、水が使えない状態」で調理して食べてみることも大切です。 ただ、毎回そうやって食べるのも大変なので、普段の食事として消費する際には、いろいろな食材、調理の工夫で、おいしく食べていただきたいですね。 ギリコ:缶詰を開けて食べるだけだとわびしいですもんね。多少は手を加えて、おいしそうな料理に変身させられるのはうれしいです。