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サントリーがスコッチウイスキー「バランタイン」新発売 マスターブレンダーがオンライン説明会で魅力を解説

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オーヴォ

 「飲んでみたいけど、なかなか手が出ない」。一定の中高年世代にとって「バランタイン17年」は、憧れのスコッチウイスキーだったのではないだろうか。1937年の誕生以来、揺るぎない地位を誇り、スコッチの中のスコッチ「ザ・スコッチ」とも称され、ウイスキーファンを魅了し続けている。  「バランタイン」を少し説明しよう。スコッチウイスキーの聖地・スコットランドの4つの地方(ハイランド、ローランド、スペイサイド、アイラ島)のモルト(麦芽)原酒とグレーン(トウモロコシなど)原酒を絶妙にブレンドしたウイスキーで、味を決めるのは、ブレンダーの匠の技だ。  サントリースピリッツ(東京)は2017年、日本限定商品である「バランタイン17年 トリビュートリリース」を発売した。通常の「17年」とは違うこのウイスキーを日本向けに開発したのが、バランタイン5代目マスターブレンダーのサンディ・ヒスロップ氏だ。  サントリースピリッツは9月1日、バランタインのシングルモルト4種を数量限定で新発売。同日、オンライン説明会を開催し、新型コロナウイルスの影響で来日できなかったヒスロップ氏がスコットランド・グラスゴーにある自社のテイスティングルームから、新商品の特徴・魅力について解説してくれた。  今回発売した4本は、4つの地方のうち、ブレンドする際にバランタインのキーとなる香りや味わいを構成しているスペイサイド地方のグレンバーギー蒸留所、ミルトンダフ蒸留所、グレントファーズ蒸留所のモルト原酒で造ったシングルモルトウイスキー。商品と香りの特徴は以下の通り。(容量・アルコール度数は、すべて700ミリリットル・40%。価格は税別の希望小売価格) 「バランタイン シングルモルト グレンバーギー18年」熟したリンゴや蜂蜜のような香り。1万2000円。 「バランタイン シングルモルト グレンバーギー15年」洋梨や赤リンゴのような香り。7000円。 「バランタイン シングルモルト ミルトンダフ15年」シナモンを感じるフローラルな香り。7000円。 「バランタイン シングルモルト グレントファーズ15年」ナッツを思わせる香り。7000円。  今回発売した4本の熟成期間について、正規輸入元であるサントリーアライド(東京都港区)の木村真介・バランタイン ブランドマネージャーは「飲み頃とされる15年と、さらに熟成を重ねた18年」と説明した。一般には「バランタイン17年」が最上級と理解されているところがあるが、ヒスロップ氏は「熟成年数によって甘さが多いか、樽から味への影響があるかが違う。飲む人の好みによる」と解説してくれた。    「バランタイン」は、「17年」を代表にブレンドすることによって深い味わいを演出している。一方、単一の蒸留所でモルト原酒によって造るシングルモルトの人気も高い(サントリー「山崎」がそうだ)。ヒスロップ氏は「シングルモルトはフレーバー(風味)が集中して楽しめる。ブレンドは多層なフレーバーで、複雑で洗練された丸みがある味になる」と教えてくれた。どっちがいいというわけではないようだ。ただ「あまり長い熟成だと古い樽から来る味への影響が強くなり過ぎる」という。  飲み方について私たち素人は「高級ウイスキーはストレートが基本」だと思いがちだがヒスロップ氏によると「水を加えることで、より香りが立つ」といい「プロは、ほとんど水を加えて飲む」と話した。「水は常温がいい。冷水だとウイスキーの本来の味が縮こまってしまう」という。また、ヒスロップ氏は「最近はハイボールが好き」と“告白”した。要は好きなように飲めばいい、ということのようだ。  ブレンドすることが仕事であるマスターブレンダーにとって、シングルモルトとはどういった存在なのか。ヒスロップ氏は「さまざまな樽の中から、良質なシングルモルトを造るのもブレンダーの役目だ」「シングルモルトがあるからバランタインの味ができる」と強調した。いいシングルモルトがあって、初めて良質なブレンドウイスキーができるということなのだろう。  コロナ禍で家飲みが増え、たまには高級ウイスキーで贅沢をしてみたい人もいるだろう。海外旅行もしばらく行けそうにない。目を閉じ、スコットランドの大地を思い浮かべながら「バランタイン シングルモルト」を味わってみてはいかがだろうか。

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