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「いつどこから感染するか分からない」「負担の次元が違う」 特養でクラスターか 介護者や医師ら警戒

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沖縄タイムス

 心配が現実に-。那覇市の特別養護老人ホームで6日、入所者ら7人の新型コロナウイルスの感染が明らかになった。重症化するリスクが高いとされるお年寄り。高齢者施設での感染は県内で感染が確認される前から警戒していた事態なだけに、介護関係者や医療者には一様に緊張が走った。 この記事の他の写真・図を見る  「感染者を出さないよう、より管理を徹底するしかない」。うるま市で介護施設を運営するSYMケアサポートの前泊秀斗代表(35)は警戒感を強める。  施設を運営する以上、人や物の出入りは避けられない。「職員や利用者にも、家族など日常的に関わりを持つ人がおり、いつどこから感染するか分からない。全てに注意を払うことは難しい」と頭を悩ませる。  今後、高齢者施設で感染が広がれば、物資や人材が足りなくなる恐れもある。「施設同士で、情報共有や物資の連携が必要だ。行政の支援がさらに重要度を増す」と指摘した。  県や医療関係者らの間では最近、高齢者や介護職員の感染が散見されることに「危機感」(県)が広がり、5日夜の専門家会議でも議論したばかりだった。  県立中部病院感染症内科の椎木創一医師(45)は「実際に起きると非常に心配だ」と緊張感を募らせる。お年寄りへの感染は重症につながる恐れが強く、病院にも「軽症者とは次元の違う負担」を伴う。  感染の起きた施設には、広がりを抑えるために、医療者や保健所など専門的な力のあるチームによるアドバイスが必要という。一方で「沖縄という地域にウイルスが入っていることが原因で、施設の努力だけで完全に予防することは難しい」という厳しい現実も。  椎木医師は「お年寄りのクラスターを起こさないよう、地域のウイルス濃度を下げる。老若男女、県民一丸となって感染を抑える覚悟が必要だ」と強調した。

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