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パリの女性の美学に触れ、40代で改めて考えた「香水をまとうこと」

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家庭画報.com

パリジェンヌたちのおしゃれの神器

ファッションや美容において揺るぎないポリシーを持っているパリジェンヌたち。フランス在住のファッションライターが、洗練された“パリシック”な空気を生み出すアイテムに注目し、そのおしゃれ哲学に迫ります。

第2回 香水 自分の多面性を香りで自由に表現するパリジェンヌたち

今から10年以上前、老舗のフランス系コスメブランドのフレグランスエキスパートの女性にインタビューした時のこと。 「香水は身体の匂いと混じり合うことで、同じ香りでもパーソナルに変化するのです。香水をまとうことは匂いを消すことではなく、自分の香りを生み出すこと。 日本女性のファッションセンスや美容への意識は世界トップレベルだけれど、こと香りとランジェリーに対する意識だけは欧米の女性より遅れているように感じます」とその女性が言っていたことを、フランスで素敵に香りをまとっている女性たちに出会うたびに思い出します。 しかし、そんな香りの達人の言葉を頭の片隅に置きながら、私は40歳を過ぎた今でもフレグランスを上手にまとえる自信がなく、どこか苦手意識があるのです。

備わった才能のごとくモダンな香りのシルエットを追い求めて

そこで今回は、パリジェンヌのような洗練を醸すためのヒントを探るべく、フランスのラグジュアリーパフュームメゾン「メゾン フランシス クルジャン」のヘッド コミュニケーション&プレスリレーションのマリナ・ジュネさんに、香りにまつわるおしゃれについて伺いました。 「パリジェンヌというと肩の力の抜けたエレガンス、フランス流の洗練とグラマラスさを思い描く方も多いでしょう。フレグランスは、彼女たちの装いに最後の仕上げを加え、スタイルを完成させるものなのです。 パリジェンヌたちは常にモダンな香りの輪郭を追い求めています。それは私たちが“Je ne sais quoi(ジュ ヌ セ クワ=何かわからない)”と表現するような、それがいかなるものか言葉で表しがたい、パリジェンヌたちに生来備わった感覚だと言えるかもしれません」とマリナさん。

“フレグランス・ワードローブ”という考え方

「私個人としては、決まった“シグネチャーの香り”というものを持たないため、“シーンや気分によって香水を着替える”という『メゾン フランシス クルジャン』の哲学を自身の生活にも取り入れています。 “フレグランス・ワードローブ”という考え方です。自身の個性と多面性を、香水を通して表現するのです。 例えば、ウィークデーにはフルーティでフローラルなフレッシュな香り“ロー ア ラ ローズ”などを、そして夜のお出かけにはより官能的でドレスアップしたムードの“グラン ソワール”などを選びます」

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