『闇金ウシジマくん』の胸糞エピソード3選。人生の反面教師にせざるを得ない…!
読んでいるだけで怖くなる、闇金に手を出す人たちのリアリティ
「怖いけど読みたくなる…。」そんな読者の心をつかみ続けるマンガといえば、『闇金ウシジマくん」でしょう。その現代社会における現実を圧倒的なまでに鋭く深くリアルに描写した表現で、「怖いけど勉強になる!」と支持を得ている大ヒットマンガです。 【動画】異常さの再現度高い? 『ウシジマくん』の胸糞回「スーパータクシーくん」の実写ドラマ版 近年では俳優の山田孝之さん主演でドラマ化・映画化され話題になりました。そんな『闇金ウシジマくん』のなかでも特に、人生の反面教師にせざるを得ないエピソードを名台詞とともに紹介します。 ●「テメェのガキの前で土下座すンじゃねェッ!!!」 『闇金ウシジマくん』に登場する債務者は、若者からお年寄りまで幅広いです。中には、子どもがいるのにも関わらず違法な闇金からお金を借りてしまう人もたくさんいます。 丑嶋が債務者の家に取り立てに行くと、そこにはまだ小学生ほどの子供が。そんな中債務者である父親は丑嶋に土下座をし、許しを請います。その場面で丑嶋が放ったのがこのひと言。金を回収するためには手段を選ばず債務者のことなど考えない丑嶋にしては意外な言葉です。 もちろん丑嶋は債務者の人生などどうでも良いはずですが、父親として、子供の前でもう二度とみっともない真似はするなという言葉からは、冷徹なだけでない丑嶋の側面が感じ取れます。 ●「ギャンブルはもう止めだ! 何万回そう思った? そうやってズルズル負け続け、借金を重ね、218万円の借金を作ってきたんだ! 借金のコト、考えると鬱になる。」 宇津井は、人を見下しているばかりのどうしようもない債務者のひとりでしたが、ウシジマくんシリーズでは数少ない、その後立ち直っていく過程が描かれている人物です。 この言葉は、そんな宇津井がギャンブル絶ちを決めるために自らに放つひと言。この言葉にあるように、宇津井は何回も何百回もギャンブルを止めようとします。しかしギャンブル地獄にはまり、抜け出せなくなる典型的なパターンに陥ります。人生の一発逆転を狙うには、こつこつ地道に努力するしかないということを改めて思い知らされるエピソードです。