早見沙織、中学2年生で「声優」の道へ…当時を振り返る「“毎日が試験”って感覚でしたね(笑)」
住吉美紀がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの生ワイド番組「Blue Ocean」。“頑張るプロフェッショナルの女性の素顔に迫る”をテーマに、各界で活躍されている素敵な女性をゲストに迎えて話を伺うコーナー「Blue Ocean Professional supported by あきゅらいず」。 1月24日(月)のゲストは、声優・アーティストとして活躍する早見沙織さん。今回の放送では、2021年12月に新曲「透明シンガー」を配信リリースした早見さんが、声優を目指そうと思ったきっかけや、シンガーとしての活動について語ってくれました。
早見さんは、中学2年生で声優事務所に所属。以降、さまざまなアニメ作品や映画の吹き替え、ナレーションに参加しています。アニメ「鬼滅の刃」の胡蝶しのぶ、「呪術廻戦」の伏黒津美紀、「ONE PIECE」のヤマトなど、魅力的なキャラクターを数多く演じている実力派声優です。
◆中学生で声優事務所に所属…!?
住吉:この番組では、ゲストのターニングポイントを伺っています。中学生で声優事務所に所属したときは、どんな未来になるか分からなかったのでは? 早見:まったくわからなかったですね。 住吉:中学から事務所に所属することってあるんですね。すごい! 早見:当時はかなり珍しかったですね。 住吉:事務所に入りたいと思ったきっかけは? 早見:小学生のときに声優さんのお仕事を知りました。今の事務所(アイムエンタープライズ)には付属の養成所がありまして、中学1年生のときに自分から電話しました(笑)。 住吉:中1だと、電話番号を調べるだけでも大変だったのでは? 早見:はい。偶然、雑誌の広告で養成所の電話番号を載っているのを見つけたんです。当時、親に将来のことをあまり言えなかったので、リビングの机に広告をこっそり置いたんです(笑)。それを母が発見したタイミングで、「実は声優に興味があって……」と伝えました。 住吉:そうしたら? 早見:養成所は週1回、習い事のような感じで通えたので「興味があるんだったら自分から電話しなさい」と言われましたね。 住吉:なるほど。まず、自分から電話をできるかで“本気度”を試されたわけね。 早見:はい。それが第一関門でした(笑)。 住吉:実際に養成所に通い始めたら、面白かったですか? 早見:面白かったです。私が通っていたクラスは小学校高学年から中学3年生ぐらいまでしか入れないジュニアクラスでした。同世代しかいないなかでスタートしたので、勉強するっていうよりかは、お友だちを作るような感覚で通うことができました。 住吉:部活みたいな感覚ね。 早見:そうなんですよ。第二の部活。 住吉:養成所って最初は何を習うんですか? 早見:まずはストレッチですね。 住吉:体のほうから学ぶんだ! 早見:そうなんですよ。ストレッチや発声法など、ベーシックなところから教えていただきました。みなさんがご想像される、台本を持ってマイクの前でしゃべるアフレコは、養成所でほとんどやらなかったですね。 住吉:へええ! 早見:基本的には1つの舞台を作り上げるようなことをやっていましたね。 住吉:人体の知識や表現力を学んだんですね。