「日本車ってやっぱりスゲー」の感動が味わえる「小さい」のに「荷室大容量」なクルマ6選
見た目とは裏腹に広いラゲッジスペースを持つクルマ
バッグなどの容量は大は小を兼ねても、小が大を兼ねることはまずない。見た目と変わらない収納力と言えるだろう。しかし、クルマではちょっと事情が異なる。5ナンバーサイズのコンパクトなクルマでも、驚くほどの大容量、荷物をたっぷり積めるラゲッジスペースを備えたクルマがあるのだ。ここでは国産車のなかで、小が大を兼ねるようなクルマたちを紹介したい。 【画像】見た目とは裏腹に収納力たっぷりの「着痩せ」コンパクトカーを見る(全40枚)
スズキ・ソリオ
その筆頭は、間違いなくスズキ・ソリオだろう。5ナンバーサイズのクルマの車幅は規格ギリギリの1695mmとしているのが通例だが、ソリオの場合はよりナローな1645mmと小ぶりだ。狭い道の走行や駐車性でも威力を発揮し、運転のしやすさや使いやすさも良く、さらに両側スライドドアを備え後席乗降性のよさを持つプチバンである(走りもスムースで静かだ)。 そのラゲッジスペースは165mmのスライドを持つ後席を最前端位置にセットすると、身長172cmの筆者のドライビングポジション基準で後席膝周り空間に200mmもある(最大360mm!!)。それほどの足が組めるスペースを確保した上で、奥行き715mm、幅1020mm、最小天井高980mmを誇る。 具体的には、定員5名分の機内持ち込みサイズのキャリーケースが無理なく収まるのである。まさに5ナンバーサイズのプチバンにして、大型セダンのトランクルームをしのぐほどの大容量ラゲッジスルームを備えている。 しかも、フロア開口部地上高はワゴンよりほんの少し高い665mmと、SUVの700mm前後よりずっと低く、重い荷物の出し入れも楽々だ。さらに2WD車ならラゲッジルームの床下に大容量サブトランクまであり、機内持ち込みサイズのキャリーケース1個がすっぽり入るのだから、驚くしかない!! ちなみに、後席を倒したときのフラット度でもライバルを圧倒するのだから、拡大したラゲッジルームの使いやすさもまた抜群なのである。