【主力のコンパクトモデル】トヨタ・ヤリス 生産台数400万台達成 欧州フランス工場
欧州でトヨタを支える主力モデル
text:Takuya Hayashi(林 汰久也) トヨタは12月8日、コンパクトカーのヤリスの生産台数が欧州で400万台に達したと発表した。トヨタの第4世代ハイブリッドシステムを搭載した4代目ヤリスは、多数の安全システムを標準装備している。 【写真】ヤリス、ヤリス・クロス【人気のコンパクトモデルを写真で見る】 (154枚) 初代ヤリス(ヴィッツ)は1999年に発売され、2000年にはカー・オブ・ザ・イヤーを受賞。日本だけでなく世界中で販売台数、知名度ともに成功を収めてきた。2006年には同工場で生産100万台を達成している。 2019年には3代目モデルが欧州で約22万4000台の販売を達成し、トヨタの欧州事業において約22%を占める主力モデルとなっている。 400万台目となるヤリスは、欧州の生産拠点であるトヨタ・モーター・マニュファクチャリング・フランス(TMMF)で製造された。 最新のハイブリッドシステムを搭載した現行モデルは、先代よりも高出力(116ps)を発揮しながら、低燃費(27km/l)と低いCO2排出量(85g/km)を実現している。 トヨタによると、安全性も同セグメントでトップクラスだという。欧州ではセンターエアバッグが高く評価され、Bセグメントでは初となる「セーフティベスト2020」を受賞した。この賞は優れた安全技術を装備したクルマに贈られる。 また、最新バージョンのトヨタセーフティセンスが搭載されている点も特徴的だ。 今後、TMMFではヤリスとともにクロスオーバーのヤリス・クロスの生産が開始される予定だ。
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