J1札幌 12・1アウェー広島戦「3点差以上の勝利」へ DF大崎玲央 身を削ってでもゴール死守
J1北海道コンサドーレ札幌DF大崎玲央(34)が、複数得点での勝利へ、身を削ってでもゴールを死守する。札幌は23日、次節アウェー・広島戦(12月1日)前最後の対外試合として道教大岩見沢と練習試合を行った。主力組に入った大崎は「大学生相手とはいえ、いいフィーリングで広島戦に臨めるんじゃないか」と14―0の無失点という結果に、納得の表情を見せた。 J1残留圏の17位・柏と勝ち点6差。残り2試合で2連勝が必要な上、得失点差は9もある。逆転に向けて、クラブは「広島戦での3点差以上の勝利」を目指す。達成への可能性を上げるべく、大崎は「後ろは1人カバーを置いて数的有利の状況をつくるのがセオリーだが、カバーの人をもう1個前(の位置)に出せるくらいやらないと、前線に人数はかけられない」とゴールの確率を高めることに主眼を置く。 攻勢に出ることのリスクは十分、承知している。ただ必要なのは大量得点での勝利だけという状況に「俺と(岡村大)八で守る覚悟でやらなきゃいけない。相手が3人で俺らが2人でも、ファウルで止めるくらい得点にこだわらないと、俺らも残れないから」と語気を強めた。 広島戦の前日(11月30日)に、柏はホームで神戸と対戦する。大崎はこの日天皇杯で優勝した神戸で、昨季まで6年間プレーした。「やってくれるでしょう」と笑みを浮かべ「前日に神戸に勝ってもらって、自分たちが勝つだけ」と道筋を思い描いた。大崎が後方で体を張って得点につながるボールを供給し、最高の結末へ導く。 (砂田 秀人)
報知新聞社