アリス・矢沢透が率いる3人組バンドSORISEがライブ「3人での活動には自信を持っている」
アリスのドラマー、矢沢透(75)が率いる3人組バンド「SORISE」(ソライズ)が28日、都内で、「SORISE~『次』への飛躍 2nd コンサート~」と題したライブを行った。 アリスは、リーダーだった谷村新司さんが1年前に亡くなった。先日には、堀内孝雄とともに東京・日本武道館と大阪城ホールで、谷村さんを追悼する「アリスコンサート 2024 ALICE FOREVER~アリガトウ~」を開催した。 矢沢は「なかなか整理がつかないでいたが、コンサートを終えて、ようやく区切りがついてきたというか…。亡くなったことが現実のものとして受け止められるようになった」と現在の心境を語り、「今後も(堀内と)アリスとしての活動は続けていきたい」としながらも「これからは矢沢透として新たな活動を展開したい」と意欲をみせる。 SORISEは、矢沢が、フォークグループ「シグナル」でギタリスト兼シンガーだった住出勝則(68)と堀内孝雄とのデュエット曲「南回帰線」がヒットした滝ともはる(69)と3人で結成した。13年前の2011年から「HUKUROH(フクロウ)」として活動してきた。 しかし、今年6月、矢沢の提案でユニット名を「SORISE」と改名、新たなスタートを切った。 この日のライブは「愛をありがとう」で幕を開け、新曲「俺を生きる」や「Sunny」など、アンコールを含め22曲を披露。会場からは声援が鳴りやまず盛り上がった。 ユニット名について矢沢は「RISE(ライス)」は「上がる」や「上昇する」を意味とし、その上に「SO」をつけたと言うが「SOというのは“空”という言葉のつもり」だという。 「とにかくフォークでもロックでも、もちろん歌謡曲でも、そのどれでもない音楽だとも言えるし、もしかしたらその全部とも言えるような感じの音楽を届けていきたい。とにかく平均年齢は70歳近くになるけど、それぞれが十分すぎるほどの音楽ヒストリーを持っている。だから、3人での活動には自信を持っている。周りに気を使わずに自分たちの音楽を追求していきたい」と話した。 同バンドは、12月1日には大阪・高槻市のMUSIC SQUARE 1624 TENJIN、2日には岡山のLIVEHOUSE image、3日には広島のclub cream hiroshimaでの公演も予定している。
テレビ朝日