【トレンド特集】ベストセラー「ガンジス河でバタフライ」著者が解説 夏休みは世界に旅に出よう!楽しい”世界の歩き方”
まもなく夏休み。海外旅行の計画を立てている人も多いと思いますが、言葉が異なる海外は不安なこともありますよね。そんなあなたに、これまで70以上の国と地域を旅してきた「ガンジス河でバタフライ」の著者、たかのてるこさんに「楽しい地球の歩き方」を教えてもらいました。 まずは旅の準備から。
たかのてるこ流 旅のススメ①「必須アイテム 貴重品袋」
貴重品袋にはパスポートや航空チケット、お金などを入れておくわけですが、ウエストポーチみたいなものにしていることはないでしょうか。これはもう盗んでくださいと言っているようなものです。ではどこに持っておけばいいのか?答えはパンツの中です。冗談ではありません。何より貴重品は見えないことが大事です。見えない場所、盗られない場所と考えるとパンツの中が最適です。
たかのてるこ流 旅のススメ②「スケジュールは立てない方がいい」
旅行会社が企画するツアーは効率よくいろんな場所を巡れますが、連れて行かれた観光って記憶に残らないと思いませんか。やはり自分で調べて、汗をかいて経験した方が旅の実感が湧きますので、ぜひスケジュールを立てずに旅行に行って欲しいと思います。ただ、危険な地域だけは外務省のホームページなどで事前に調べておいてください。
初級編の旅「アジア」
とはいえ、なかなかハードルが高い国があることも事実です。そこで、初級・中級・上級とわけて、おすすめの行き先を紹介したいと思います。 まずは初級編ですが、やはり日本に近いアジアは手軽に行けてオススメです。 中でも推奨したいのは「目的地のINとOUTを変える」ことです。「入国地」と「出国地」を変えるということですね。例えばベトナムに行くとして、大阪から出発して首都のハノイに入ったとします。帰りもハノイからだとしたら、ハノイ周辺から動けなくなりませんか?ベトナムのもうひとつの大都市・ホーチミンは直線距離で1000km以上離れていますから、またハノイに戻ることを考えるとスケジュールを立てるのが難しくなりますよね。そこで「INとOUTを変える」。帰りはホーチミン発にしてしまえばいいのです。そうすればハノイからホーチミンへ移動するという、動きのある旅になるんです。「電車に乗る」であったりとか、「屋台によってごはんを食べる」であったりとか、旅で自分の成長を感じることができるでしょう。