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コロナ禍、有名人の死影響か 鹿児島県内4~8月の自殺相談、前年の1.4倍 10日から予防週間 

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南日本新聞

 鹿児島県に寄せられる自殺に関する相談が増えている。4~8月に県が管轄する13保健所などへの相談は653件に上り、前年同期の458件の約1.4倍だった。10日から自殺予防週間。県は「一人で抱え込まず、相談してほしい」と呼び掛けている。 【写真】電話を受ける鹿児島いのちの電話の相談員=9日、鹿児島市

 県障害福祉課によると、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言が4月に出されたことや、5月にテレビ番組に出演していた女子プロレスラーの木村花さん、7月には俳優の三浦春馬さんが自殺したとみられることが一因と考えられる。  県精神保健福祉センター内にある自殺予防情報センターで受けた4~8月の電話相談は423件で、19年度の1年間に寄せられた392件を上回っている。精神疾患の人が多く、男女はほぼ半々。30代27%、40代37%、50代21%。  同センターの竹之内薫所長は「自殺には健康問題や経済的な困窮、人間関係など多くの要因が絡み合っている」とした上で「新型コロナの感染拡大や有名人の自殺などもあり、不安や心配事が膨れ上がったのではないか」と分析する。  鹿児島いのちの電話(鹿児島市)では4~8月、6039件の相談を受け前年同期と比べ微増だった。高齢化に伴うボランティア相談員の減少で1人態勢が続いており、電話が増えても対応できない状況だ。運営委員長の平川忠敏・鹿児島大学名誉教授は「新型コロナに関する相談が2割ほどを占めている。2人態勢を目指しボランティアを募集している」と話す。

 いのちの電話では年中無休の24時間体制で相談に応じる。平川名誉教授は「弱音を吐くつもりでいつでも相談してほしい」と呼び掛けた。  県精神保健福祉センター=099(218)4755▽鹿児島いのちの電話=099(250)7000

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