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「Black lives matter」ってなに?デモに関する英語フレーズ

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Suits-woman.jp

白人の警察官により、無実の黒人男性が殺害されたことに端を発したアメリカのデモ。有名人や大統領を巻き込み、大きな論争となっています。今回はこのデモに関する英語フレーズや、デモに際して用いられている「Black lives matter(BLM)」の由来などをご紹介します。

米国で行なわれているデモとその根源にある問題とは?

先月25日、ミネソタ州ミネアポリスにて黒人男性のジョージ・フロイド氏が白人の警察官であるデレク・ショビン容疑者に首を膝で押さえつけられ、窒息死するという事件が発生。この事件以降、全米だけでなくイギリスやオランダを含む様々な国で人種差別に対する抗議デモが拡大しています。 今回の事件が大きなデモにつながったとはいえ、これまでも根源的にある人種差別はあらゆる方法で行われてきました。マーチン・ルーサー・キング・ジュニア氏(キング牧師)が望んだ世の中には、まだ到達できていないのです。以下は1963年8月28日にキング牧師によって行われた有名なスピーチの一節です。 I have a dream that one day on the red hills of Georgia, the sons of former slaves and the sons of former slave owners will be able to sit down together at the table of brotherhood.(私には夢があります。それはいつの日か、ジョージア州の赤土の丘で、かつての奴隷の息子たちとかつての奴隷所有者の息子たちが、兄弟のように同じテーブルにつくというものです。) 2014年の映画『グローリー/明日への行進』(原題:Selma)という映画では、キング牧師がいかに危険の中で活動を行ない、夢の実現を目指し得ていたかを知ることができます。

「#BlackLivesMatter」とは?

SNS上で「#BlackLivesMatter」というハッシュタグが拡散されたのは、2012年にフロリダ州で当時17歳だった黒人の少年トレイボン・マーティン氏が白人の警官官に射殺された事件に端を発すると言われています。「Black lives matter」とは、「黒人の命は(も)大切」という意味の言葉です。この言葉は、アメリカで生活するアフリカ系アメリカ人の長くつらい歴史は今でも終わっていないということを表しています。 アメリカにおいて有罪判決を受けた人が刑務所に収監される割合(実刑を受ける割合)は、黒人が白人の5倍以上となっています。また警察官に射殺される可能性も、白人やヒスパニック系よりはるかに多いことがわかっています。 これまでもアフリカ系アメリカ人の命が人種差別により軽んじられる事件が度々起きていたところに、「息ができない」と助けを求めたにも関わらず殺されることとなったジョージ・フロイド氏の事件を受け、この「Black lives matter」の言葉の重要性が高まっているのです。

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