最高額の日本人は誰だ? サッカー選手市場価値ランキング6~10位。J1未経験から欧州CLにたどり着いた男の順位は?
100億円を超える移籍金(契約解除金)も珍しくなくなった今日のサッカー界で市場価値の高い日本人は誰なのか。今回フットボールチャンネル編集部は、データサイト『transfermarkt』が算出した市場価値ランキングを紹介する。※成績は12月14日時点、価格が並んだ場合の順位はサイトに準拠
10位:横須賀が生んだ韋駄天
FW:伊東純也(日本代表/ヘンク) 生年月日:1993年3月9日(27歳) 市場価値:400万ユーロ(約4.8億円) 今季リーグ戦成績:15試合出場/4得点6アシスト 伊東純也は日本代表で久保建英や堂安律と右サイドハーフのポジションを争う。所属するベルギーのヘンクで今季はすでに4得点6アシストをマークし、昨季の5得点7アシストに早くも並ぼうとしている。 神奈川県横須賀市で生まれ育った伊東は、Jクラブのユースとは無縁の経歴を持つ。中学までは地元のクラブチームでプレーし、県立逗葉高校、神奈川大学に進んだ。大学卒業後に正式加入したヴァンフォーレ甲府でJリーグデビューを果たすと、翌年には柏レイソルに移籍。プロ3年目の2017年にはJリーグ優秀選手賞を受賞し、東アジアE-1選手権で日本代表デビューを飾っている。 スピードを活かしたドリブル突破やDFラインの裏を抜けるプレーが特徴。柏時代にはサイドバックでプレーした経験もあって守備への意識は元来高いが、身体能力の高い選手が多いベルギーで対人守備にも磨きをかけている。
9位:J1未経験から欧州CLへ
MF:奥川雅也(日本代表/ザルツブルク) 生年月日:1996年4月14日(24歳) 市場価値:400万ユーロ(約4.8億円) 今季リーグ戦成績:6試合出場/0得点1アシスト 19歳で海を渡った奥川雅也は6年を経て日本代表に初めて召集された。しかし、所属クラブで新型コロナウイルスのクラスターが発生した影響で、奥川の召集は残念ながら見送らている。 中学生のときからプレーする京都サンガでは高校3年生でトップチームに昇格した。リバプールが興味を示していたが、2015年にザルツブルク移籍を決断している。リーフェリング(オーストリア2部)、マッテルスブルク(同1部)、ホルシュタイン・キール(ドイツ2部)へのレンタル移籍で計4シーズン経験を積み、昨季からザルツブルクに復帰。昨季はUEFAチャンピオンズリーグでも初めてプレーしている。 ザルツブルクでは2列目やFWでプレーすることが多いが、サイドバックとしても起用されたことがある。完全な両利きで、パスやシュートだけでなく、ドリブルでも両足を器用に使いこなす。日本では「古都のネイマール」と呼ばれたが、ダイレクトなサッカーを志向するザルツブルクでプレーの幅を広げている。