「内もものたるみ・股ずれをきちんと改善」寝ながらたった10秒!の内もも引き締めエクサ
寒い季節は、日照時間も減り寒くて出歩かなくなるため、気づかぬうちに運動不足になりがち。特に歩数が減ってしまうことで脚の筋肉の衰えが心配です。 *写真で詳しいやり方を見る→寝ながらたった10秒!の内もも引き締めエクサ ■何もしないと筋肉量がどんどん減る? 30代以降は一般的に、年に1%ずつ筋肉量が減るといわれています。さらに60代以降は、年に3%の筋力量が減っていくともいわれています。 近年はオフィスで働いていた人の出社が減ったり、マスクでの生活で運動する機会が減ったりと、運動不足の人が増えているというデータも出てきている模様。さらに寒い季節は日照時間も減り、寒さで家から出たくなくなり、筋肉を使う機会が減ることで、筋肉の低下が懸念されます。 加齢による減少では、筋肉量の減少が先に進行し、それが筋力の低下につながる形が一般的です。ただし、筋力低下のスピードは筋肉量の減少スピードを上回る場合が多いです。 筋肉量:文字通り筋肉の大きさや重量(見た目や組織の減少) 筋力:筋肉が実際に出せるパワー(量+質が影響) ■寒い季節ほど、内ももを鍛えよう! 筋肉も筋力も減りやすい寒い季節は、下半身の強化がオススメ。その理由は、全身の筋肉の60~70%は下半身に集まっているためです。その中でも今回は、特に内ももを鍛えるべき理由をまとめます。 1. 筋肉を鍛えることで引き締め効果がある 内もも(内転筋)は普段の日常生活ではあまり使われない筋肉です。そのため、季節に限らず衰えたりたるみやすい筋肉。筋トレによって内転筋を刺激すると筋肉が引き締まり、皮膚のたるみを軽減する効果があります。筋肉が発達することでハリが出て、引き締まった外見が得られます。 2. 脂肪燃焼を促進する 筋トレは筋肉量を増やすだけでなく、基礎代謝を向上させます。内転筋を含む筋肉が増えることで体全体のエネルギー消費量が増加し、脂肪の蓄積が抑えられます。その結果、内ももの余分な脂肪が減少し、たるみが目立ちにくくなります。 3. 姿勢の改善による効果 内ももの筋肉は骨盤の安定や足のバランスに関与しています。筋トレを行うことで筋肉が強化されると、歩行時や立っているときの姿勢が良くなり、内ももにかかる負担が均等化します。これにより、たるみを抑えつつ美しい脚のラインを作ることが可能です。 4.太い血管が近い 心臓からつながっている太い動脈は、股関節を越えて太ももの骨(大腿骨)の内側を走行しています。内ももを鍛えると、太い血管周りへの刺激も得られるため、身体を温める効果も期待できます。 ■内ももを鍛えて身体も温めよう! 内ももを鍛えるエクササイズを早速やっていきましょう!寝ながらできて、柔軟性も必要ありません。 1)右側面を床側にして横向きに寝て、右腕で頭を支えるように腕枕をする 2)右脚を伸ばし、カカトを突き出して足首を90度にする 3)左脚は身体の前につき、バランスをとっておく(左脚の置く位置や置き方は自由) 4)右脚を天井方向に持ち上げ、左腕を脚と引っ張り合いをするように伸ばす この姿勢で10秒キープしてみましょう。内ももの筋肉は、最初は効いているのを感じづらいかもしれません。キープ時間を長くすると効果を感じやすいでしょう。 ライター/伊藤香奈(ヨガ講師)
伊藤香奈