【UFC】“無敗の超新星”チマエフが突然の引退発言、コロナ感染の後遺症が原因か
UFC世界ウェルター級で活躍する期待の超新星カムザット・チマエフ(26=スウェーデン)が、突然に自身の現役引退を示唆した。 【動画】UFC期待の超新星チマエフがダースチョークで一本勝利! チマエフは1日に自身のSNSにメッセージを投稿。「このスポーツでの私の旅を支えて下さった皆様に感謝の気持ちを述べます。私は終わってしまいました。ベルトを獲れなかったことはわかっていますが、人生で最も大切なことは勝利ではない。皆さんを残念な気持ちにさせてしまいますが、全て自分の心と身体から聞いたことです。私のチーム、UFCに大きな感謝をしたい」と、明かに引退を示唆するコメントを残した。 チマエフはチェチェン共和国出身で5歳からアマチュアレスリングを始め、18年に移住先のスウェーデンの国内選手権で92kg級フリースタイルで優勝。同年にMMAプロデビューし6戦連勝の勢いのまま、昨年UFCに参戦し3戦全勝。MMA9戦全てフィニッシュ(6KO/3一本)勝利収めるなど、UFC王者になる逸材と、大きな期待を寄せられていた。 チマエフは昨年12月にレオン・エドワーズとの対戦を予定していたが、その時はエドワーズが新型コロナウィルスに感染し中止。21年1月20日にリスケジュールとなっていたが、今度はチマエフがコロナ感染に。結局、3月13日に「UFCファイトナイト」での実施が予定されたが、これもチマエフの回復が間に合わないとの理由で試合が流れていた。 UFCのダナ・ホワイト社長は1日に配信された米格闘メディア『MMAJunkie』の取材でチマエフのこの発言について言及。「彼は練習できない状況に今は感情的になっているだけ。彼が辞めることはない」と、チマエフの復帰を信じる。 果たして、チマエフの復帰はあるのか、注目される。