大事故から奇跡の復活を遂げた浅川紫悠が“入場無料”の自主興行『千葉BLOOM』を開催「私のニコニコしてる姿を見てほしいなと思っています」
自主興行『千葉BLOOM』を無料で開催しようと思ったキッカケ
ーーそして今大会はなんと無料で『千葉BLOOM』を開催すると聞いて驚きましたが、なぜ無料でやろうと思ったのですか? まず、2AWっていう団体、すごくいい団体なんですけど。何故か千葉中央区都町にあるあの団体が、都町内では全然浸透してないんですよね。プロレス団体があるな、何かあるなぐらいの感覚で、皆さん見てるというか、知ってらっしゃって、そこを変えたいなと思ったのがきっかけです。 ーー長い間やってますけど周りの人からすると、まだ認知度が足りてない感じですか。 浸透してないですね。逆に2AWっていう団体名じゃなくて、KAIENTAI DOJOって言われることが未だにあるので。その辺も全部変えていきたいなって思ったのがきっかけで。まず、2AWに所属している段階のときでも、そういうことはできたかと思うんですけども。やっぱりフリーになって、自由に動けるので、自由に動けるうちに、2AWでやった方がいいなっていうのは感じていたので。今回、無料興行することになりました。 ーー無料で開催するにしても赤字になるわけにはいかないから、スポンサーだとか、いろんな方の支援を受けないと厳しいですよね。 本当にそうです。本当に厳しい戦いでした。本当にマジで大変ですよ。マジ本当に、どんだけ大変か。いや、もう2AWの皆さんにも味わってほしいぐらい、もう本当に大変なんですから。 ーーご自身でいろんな方に頭を下げるというか、協力を願い出て、実現したっていうことですね。 そういうことです、本当にそういうことです。もう本当に、なんやろ、久しぶりに寝る間を惜しんで、働いているなっていうのは感じました。 ーーそれだけ千葉に対する思いっていうのがあるんですね。 はい。そうですね。それはあります。千葉で交通事故からの復帰っていうのをやっていなかったので、もう今回の機会に、復帰記念として、興行をさせていただくことになったので。しかも無料ですよ。もうみんなに見ていただきたいです。 ーー無料だからこそ、気軽に見に来てもらえるような感じになりそうですね。 そうです。はい。無料なので、普段は2AWの道場はシャッターが閉まってるんですけども、シャッターをもう全オープンして興行したいと思っているので。だからもう通りすがりの人、車で通りすがる人も、もう全員見える状態にしてます。 ーーそれはでも、すごい画期的ですね。無料興行でプロレスを地域に根づかせるっていう意味でも、浅川選手の熱意がこの大会に集約されるんじゃないかなっていう期待値しかないです。 そうです(笑)、はい、本当にその通りでございます! ③自身の対戦カードについて(吉田綾斗vs浅川紫悠) ーーご自身の対戦カードとしては、もうある意味終生のライバルと言ってもいいんじゃないかっていう、吉田綾斗選手とのシングルマッチを決定しました。吉田選手は2AWの無差別級王者なので、そういった部分を踏まえても、同期対決として、この一戦を組まれた経緯っていうのはどんな感じなんでしょうか。 さっき言われてた通り2AWチャンピオンなんですね。それをチェックしてなかったので、ちくしょう!こいつチャンピオンなんやと思って。なんでスペシャルシングルマッチにしたんや、タイトルマッチでよかったやんって思ったんですけど。もうスペシャルシングルって書いちゃったので。 ーーまあね、そこは(笑) そこはそうなんですけど。 ーーやっぱり、その吉田選手に対しての思い入れっていうのは、今回あったのですか? 吉田への思い入れは、いやもちろん、やっぱりその先ほどもおっしゃられた終生のライバルみたいな感じで捉われていると思いますし、自分もそう思っているので。彼もそう思ってるでしょう。AW、千葉で育ったやつらの戦いを見せるためには、自分としては吉田しかいないなと感じてます。みんなの目に触れるような大会なので、私は吉田と勝負します。 ーーなるほど。これは団体へのまずオファーをされたんですか、それも直接本人に。 直接本人です。 ーーご本人はなんておっしゃっていました? ああ、いいよみたいな。 ーーやっぱりお2人の間柄っていうのは、今回の戦いでも、ちょっと新章に突入するようなイメージがあります。 そうですね。昔みたいないざこざみたいな、ガチャガチャしてるようないがみ合いはなく、本当に同期として、もう純粋に戦うシングルマッチになると思うので。その辺は期待しててもいいんじゃないですかね。名勝負になるでしょう。 ーーおお!いいですね。やっぱりフリーになって、大事故を経験して、奇跡の復活を遂げられたこのライバルストーリーっていうところも、注目したいなというふうに思いますね。 注目してください。お願いします。