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ラジオ体操でフレイル予防 奄美市 職員が名瀬地区巡回

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南海日日新聞

 新型コロナウイルス感染症予防で外出機会が減った高齢者のフレイル予防に役立ててもらおうと、鹿児島県奄美市名瀬地域包括支援センターは27日、巡回ラジオ体操をスタートさせた。住民らは玄関先やベランダ、広場など思い思いの場所で体操を満喫。緊急事態宣言後は集団で集まることもままならず、「会えなくて寂しいね」と互いに声を掛けて励まし合った。  フレイルとは「健康」と「要介護」の中間状態で、老化などで心身の機能が低下した状態をいう。多くのケースでフレイルを経て要介護状態に進むと考えられ、フレイルを防ぐことが健康寿命を伸ばす鍵になっている。  しかし、市の介護予防教室や認知症施策は休止が続き、自粛生活を続ける高齢者の心身への影響が懸念されている。  巡回体操の対象は名瀬地区郊外が中心。5月1日までの平日計4日間、市職員が2班体制で各地を巡って参加を呼び掛けている。  初日は崎原や名瀬春日町、名瀬真名津町などを訪問した。このうち名瀬平田町では近所の高齢者が待ってましたとばかりに笑顔で出迎えた。公用車のスピーカーからおなじみのメロディーが流れると、それぞれ間隔を空けて体操に汗を流した。  平田町自治会の當弘道会長(72)は「週1回の教室は毎回30人も集まるが、集会場が閉館しているため使えない状態。いつもの顔ぶれを見ることができて良かった」と話した。  市担当者は「教室中止の連絡を入れるたびに高齢者からは『仕方ない』『楽しみがなくなった』という声を聞く。感染リスクを考えると自宅訪問もできない状態。少しでも力になれたら」と語った。

奄美の南海日日新聞

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