ラストトライを挙げた摂南大・FB前田晃明(撮影：三野良介)

■関西大学リーグ AB入替戦／12月14日＠天理親里競技場（奈良） 【摂南大 57－17 龍谷大】 　今季の関西大学Aリーグで7位となり入替戦に進んだ摂南大。Bリーグ2位で18年ぶりの昇格をねらう龍谷大と対戦した。 　試合開始からエンジンをかける龍谷大。前半6分に中央で密集を抜けたFL吉田真之助が先制トライをマークし5点を先取した。 　今季のAリーグで1勝を挙げた力を見せたい摂南大は直後の9分に右サイドを攻め上がったWTB小畑美嵐のトライとSO川上凌空のコンバージョンで逆転。その後も14分にPR加覽和成、18分にラインアウトモールからHO昇幹太がトライ（G）を重ねて21点を挙げた。 　龍谷大は25分にインゴールへのキックパスを押さえたFB渋谷勇太のトライで5点を返すが、摂南大は前半終了までに3連続トライをマークし、38－10のリードでハーフタイムを迎えた。 　後半に入ると互いに22mライン内まで侵入しながら得点が奪えない時間帯が続く。17分に摂南大のWTBカストン・マイケルズが右サイドを走り切って自身2本目のトライ（G）をマークすると、24分にはHO昇幹太もラインアウトモールから2本目のトライを決める。（52－10） 　龍谷大は35分のアタックで相手のデリバレイトノックオンとシンビンを誘うと、これがペナルティトライとなり7点を追加。その後41分に摂南大のFB前田晃明がラストトライを決めてフルタイムを迎えた。最終スコアは57－17、9トライをマークして試合の流れをつかみ続けた摂南大がAリーグ残留を決めた。