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オーシャンズ開幕4連勝 滑り出しは上々…接戦の連続、課題は決定力か「セットプレーから1点でも多く」

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中日スポーツ

 リーグ4連覇を目指すフットサルの絶対王者・名古屋オーシャンズは、先週から今週にかけてともに名古屋市港区の武田テバオーシャンアリーナで行われたエスポラーダ北海道戦とシュライカー大阪戦に連勝した。20日の北海道戦は2―1、22日の大阪戦は3―1と、いずれも終盤まで勝負がもつれ込む接戦。それでも勝負強さを発揮し、開幕から4連勝と好調に滑り出した。  スコアからもわかるように、2試合とも勝敗がどちらに転んでもおかしくないギリギリの戦いだった。北海道戦は、あわや先制されそうな場面もありながら、右サイドのペナルティーエリア付近で得たFKからゴールを奪った。ペピータから中央の吉川智貴へパスを出し、次は左サイドで待ち構えていたアルトゥールへ展開。吉川がシュートすると思い、寄せに行って割れた相手選手の隙間をうまく突いたアルトゥールのゴールだった。  フエンテス監督は「セットプレーに関してはチームの一つの武器です。セットプレーから1点でも多く生み出せる準備をしていきたい」と、ゴールがなかなか奪えない時に突破口を開く手段として手応えを感じている。  第2ピリオドの立ち上がりに追いつかれてしまうが、終盤にGKを下げ、5人全員がフィールドプレーヤーとなって相手ゴールに迫るパワープレーからなんとか勝ち越し点をもぎ取った。  そんな激闘から中1日での大阪戦。この試合もオーシャンズが先制しながら相手に同点弾を許す展開になった。しかし、第2ピリオドの32、38分に星翔太のゴールで突き放し、接戦を制した。  2試合でオーシャンズの選手が放ったシュートは計62本。これに対し、決まったゴール数は5と物足りなさを感じてしまう。ただ、安藤良平は「『ファーで合わせていれば』とか『ちょっとずれてしまった』などということが多かった。形までは持っていけてるシーンはある」と全てが悲観的ではないと言う。そして「最後の集中力を高められるよう、練習からいいイメージをつくれるようにやっていきたい」と続けたように、最後に決め切るところはできている。  大阪戦から27日のボルクバレット北九州戦までの4日間で、この課題を克服できるかが次戦の鍵となってくる。しかし、そうは言っても、この2試合のように試合中で修正する時間が常にあるわけではない。そんな時こそゴールを奪う鍵になるのが、リスクを背負って数的優位で攻めるパワープレーと、決められた動きと熟練度が肝になるセットプレーだ。  フエンテス監督が言うように、セットプレーはオーシャンズの一つの武器だ。フットサルにおけるセットプレーは、コートの広いサッカーと違い頻繁に起こる。また、ゴールとの距離が近い分、ゴールが生まれやすい。実際、これまでもオーシャンズはセットプレーで数え切れないほどの得点を奪ってきた。その数は、監督就任2年目になった今季は昨季よりもさらに増えているはずだ。  監督からは「具体的な数字は言いづらい」と明言を避けられてしまったが「『こういう形で来られたら、こういうセットプレーをしよう』と、その中でもさらにバリエーションがあります」と細かくいくつにもわけられていると語った。  今週末に対戦する北九州は豊富な運動量とハイプレスが持ち味。昇格チームながら開幕戦の湘南ベルマーレ戦に勝利を収めるなど、今のFリーグで最も勢いに乗っているチームだ。そんな相手との対戦になるため、また思うように得点が決まらない可能性がある。そんな時こそ、セットプレーが一つの突破口になるはずだ。(スポーツライター・舞野隼大)

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