人気ラッパー、自身が住んでいたNYのシェルターに食事を寄付
ファッションアイコンとしても注目度の高い、人気ラッパーのエイサップ・ロッキー (32歳)。そんな彼が感謝祭に先立つ11月25日(現地時間)に、自身がかつて住んでいたニューヨーク市のホームレスシェルターに、120食分の食事を寄付したことが明らかに。 ニューヨークのハーレム出身で、ラッパーとして数々のヒット曲をリリースし、一気にスターダムへとのし上がったエイサップ・ロッキー。<TMZ>によると、ハーレムにある俳優や政治家など、セレブたちも多く訪れる名店「エイミールース・レストラン」から、アッパー・ウエスト・サイドにある111人の子どもを含む、83家族にサービスを提供しているシェルターに、エイサップ自らの手で食事を届けたという。 新型コロナウィルスのパンデミックにより、フェイスマスクを着用し、白のパーカーの上にオーバーサイズの赤いフランネルのシャツを着て、カジュアルなジーンズ姿で母親と一緒に現れたエイサップ。
2012年の「Hard Knock TV」のインタビューでは、ホームレスシェルターに母たちと暮らしていたことや、中学生のときは自分の生活状況に恥ずかしさを感じていたことなどを率直に語った。 「子どもの頃は少し恥ずかしかったけど、それが今の私を作ってくれたから、喜んで昔の自分を受け入れることができた。当時は本当に大変だったんだ。あんな生活していたなんてクレイジーだね」 また2013年には<MTVニュース>で、家族と住んでいたシェルターを訪れ、「この場所では、本当に多くの困難があった。けれど人生は、自分自身が成し遂げるものだから、これが世界の終わりではない」と語った。 今回エイサップと彼の母親がシェルターに食事を届けたのには、彼らに一時的な家を提供してくれた場所に、恩返しをしたいという気持ちが大きかったからではと言われている。 彼の行動は、きっと家族と過ごす感謝祭にあたたかい光を与えてくれたはず。