84歳女の車が歩道に乗り上げ4人死傷 事故から1か月…免許返納数は去年上回る 鹿児島市
鹿児島市下荒田で、乗用車に4人がはねられた事故から、きょう11日で1か月です。この事故で4人のうち1人が死亡し、今も1人が意識不明のままです。 事故から1か月。飲み物や花が手向けられた現場の歩道。手を合わせる人の姿も見られました。 (手を合わせた人)「亡くなられた方が30代の若い方で他人事と思えなかった。自分にも近い娘がいる」 警察によりますと、クリーニング業経営の女(84)は先月11日、鹿児島市下荒田1丁目の交差点で乗用車を運転し右折する際、横断歩道で2人をはねて歩道に乗り上げ、歩いていた夫婦をはねた疑いがもたれています。 この事故で、姶良市の今西和隆さん(37)が死亡し、横断歩道にいた鹿児島市の48歳の女性が意識不明の重体です。 警察の調べに対し、女は「ブレーキを踏むつもりが、誤ってアクセルを踏んでしまった」と話しているということで、現在、任意で捜査が進められています。 県警によりますと、県内では、事故のあった先月、65歳以上の高齢者を中心に532人が免許を返納していて、去年に比べ68人多いということです。
南日本放送