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<エヴァンゲリオン>綾波よりアスカ? 人気逆転の理由 NHK大投票が話題に

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MANTANWEB

 人気アニメ「エヴァンゲリオン」シリーズの好きなキャラクター、エヴァ、使徒、セリフに投票するNHKの企画「全エヴァンゲリオン大投票」の結果が、5月16日放送の特番「発表!全エヴァンゲリオン大投票」(NHK・BSプレミアム)で発表されました。その結果、キャラクター部門の1位が式波・アスカ・ラングレーであり、3位は綾波レイ。初代テレビシリーズ以来、実に約25年もの間、ダブルヒロインとされていた二人ですが、少なくとも1990年代後半~2000年代初めのアニメ情報誌では綾波トップの座は揺るがず、エヴァ特集では常に表紙を飾っていたもの。それだけに、長年のファンの間には「綾波とアスカ人気が逆転した!」と衝撃が走りました。なぜ、逆転したのか……。分析してみました。(多根清史/アニメ批評家) 【写真】全エヴァンゲリオン大投票 驚きの結果発表 名ぜりふ首位は…

 ◇とっくにアスカ人気は綾波を抜いていた

 今回の結果に対する反応はさまざまあり、その一つはNHKのまとめ方が「雑」なために信頼性が低いという指摘です。確かにテレビ版や旧劇場版での「式波」にあたる「惣流」のキャラクターは投票さえできず、綾波の最大の特徴でもある「一人目」「二人目」「三人目」などの区別もない。

 しかし、そうした要素は誤差でしかない可能性が高いのです。なぜなら、2010年代から「綾波よりアスカ」の逆転現象は数々の人気投票で見受けられており、その流れは今回の結果に先んじて「EVANGELION STORE」で実施された「エヴァストア13周年大総選挙」(結果発表は2019年2月)でも可視化されていたからです。こちらは新劇場版に限られていますが、それだけにキャラ区分は「『序』の綾波」など精度が高めです。とっくにアスカ人気は綾波を抜いていたかもしれないわけです。

 ◇「無表情キャラ」というカテゴリーの風化

 第二の分析は、時代の変化です。テレビ版から既に25年近くが経過し、時代の変化には勝てないというところですね。筆者の考えでは、こちらは半分当たっており、半分は事態の本質を捉え損ねていると思います。なぜ綾波が長らく人気トップを守っていたのか。それは「無表情キャラ」というカテゴリーを確立するほどの、強烈な斬新さのおかげが大きいでしょう。

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