【ジャパンC】C.ルメール騎手は3番人気以内なら連対率100% 東大HCの本命は3歳牝馬のチェルヴィニア
日本vs海外
今週日曜日は東京芝2400mを舞台にGⅠ・ジャパンCが行われる。天皇賞(秋)を異次元の末脚で制したドウデュース、二冠牝馬チェルヴィニア、昨年の3着馬スターズオンアースといった中距離馬が集結。そして海外からはオーギュストロダン、ゴリアットら3頭が参戦。久しぶりに日本vs海外といえるジャパンCとなった。 【ジャパンカップ2024 推奨馬】能力&末脚はメンバートップ! 3つの複勝率100%データを持ち信頼度◎(SPAIA) 出馬表を見ただけで興奮が収まらない豪華メンバー。いったいどの馬がこのビッグレースを制するのか。過去10年のレースから検討する。
年齢とダービー、オークス実績に注目
<ジャパンC 年齢別成績(日本馬のみ)> 3歳【1-4-2-12】勝率5.3%/連対率26.3%/複勝率36.8% 4歳【5-3-4-28】勝率12.5%/連対率20.0%/複勝率30.0% 5歳【4-3-4-25】勝率11.1%/連対率19.4%/複勝率30.6% 6歳以上【0-0-0-48】勝率0.0%/連対率0.0%/複勝率0.0% 今年は近10年で類を見ないほどの実績馬が海外から参戦。それも予想を難しくする要素とはなるが、データは日本馬に絞ったもので検討していく。特に年齢別成績、そして同コースで行われる日本ダービー、オークスとの相関について考える。 3歳馬は出走数こそ少ないが連対率、複勝率はトップ。斤量の利も含め重視したい。ダービーかオークスの連対馬は【1-4-2-6】と半数以上が馬券圏内に入り、オークス勝ち馬に限っても【1-1-1-3】。チェルヴィニアは信頼できる。 一方、ダービーかオークスに出走して3着以下だと【0-0-0-5】。22年ダノンベルーガ(ダービー4着)が2番人気5着、16年ディーマジェスティ(ダービー3着)が4番人気13着に敗れた。今年0秒6差3着のシンエンペラーには厳しいデータとなる。 最も出走数の多い4歳馬は最多の5勝を挙げるが、複勝率では3、5歳馬に少し劣る。4歳馬もダービー、オークスの結果と相関があり、ダービー連対馬は【3-1-2-3】。復調気配のあるソールオリエンスを後押しする。 また4歳のダービー、オークス未出走組は【1-2-1-14】。好走例は21年オーソリティ2着、18年キセキ2着、16年シュヴァルグラン3着、15年ショウナンパンドラ1着の4つ。 オーソリティを除く3頭には4歳シーズンにGⅠで3着以内の実績があり、オーソリティは東京で重賞3勝含む【3-1-0-0】だった。直近2走が振るわず、東京での重賞実績もないドゥレッツァは魅力を感じない。 最後に5歳馬。ここまで来ると2年以上前のダービー、オークスとはあまり関係がなくなり、連対馬でも【2-0-0-6】。ただオークス馬は【1-0-0-2】で20年アーモンドアイが勝ち、14年ジェンティルドンナ、22年デアリングタクトはどちらも4着だった。 3~5歳まで最前線を走ってきた牝馬は大きく崩れていないという意味で、スターズオンアースは推奨できる。 5歳馬でダービーかオークスに出走して3着以下だった馬は【0-2-4-5】複勝率54.5%。勝利はないが好走率の面では連対馬を上回っており、ダノンベルーガとジャスティンパレスが該当する。ただ馬券に絡んだ6頭のうち5頭は直近1年以内にGⅠ連対歴があった。今年あまり結果を出せていない2頭を推せるかは疑問が残る。 ダービー、オークス未出走の5歳馬は【2-1-0-14】。ここからは15年7番人気2着ラストインパクトなど、やや穴も出ている。ブローザホーンは東京経験が新馬戦4着のみで、上がり3F33秒台を出したこともなく、キレ脚勝負にはついていけないと考え見送る。一方シュトルーヴェは目黒記念を32秒9の脚で勝利した。穴狙いの選択肢には入りそうだ。