【久保建英出場予定2/14日22時~】久保と監督の未来が懸かる「正念場の追試」難敵ソシエダ戦プレビュー
【ラ・リーガ ヘタフェvsレアル・ソシエダ 2021年2月14日(日曜日、日本時間22:00キックオフ)】 【動画】前節レアル・マドリード対ヘタフェのダイジェスト レアル・マドリードとの大一番でベンチスタートとなってしまった久保建英が再浮上をかけてソシエダに挑む。
■『対戦相手情報』
6位に位置しているソシエダは、欧州カップ戦の出場権争いを繰り広げている。下位のヘタフェに勝ち点を取りこぼしたくないところだが、今シーズン出場しているヨーロッパリーグの決勝トーナメントが18日から始まる。対戦相手はマンチェスター・ユナイテッドで、照準も注目もその木曜日の試合に向けられている。 ゴールでもアシストでもチームトップの数字を記録しているミケル・オヤルサバルは右足に違和感を抱えており、練習を途中で切り上げた。ユナイテッドとの大一番に向けてヘタフェ戦では無理をしない可能性がある。 オヤルサバルだけでなく、1トップを務めるアレクサンデル・イサク、そしてチームで最も世界的に名の知られている選手であるダビド・シルバも万全の状態ではなく、ヘタフェ相手にベストメンバーを組まないのではないかと予想されている。
■『ヘタフェの状況』
セビージャ戦に敗れた後、ホセ・ボルダラス監督とアンヘル・トーレス会長の関係が悪化していると報じられ、次のレアル・マドリードとの試合に敗れれば解任されるのではないか、とも言われていたが、今のところ監督人事に動きはない。 ただ、あくまでも、今のところ、だ。ボルダラス監督自身はクラブとの関係が良好であることをアピールしているが、1部残留という最大の目標に向けて、いつ大きな動きがあってもおかしくない。具体的な新監督候補として、元スペイン代表監督のロベルト・モレノの名が挙がるようになっており、解任疑惑はますます大きくなっている。 追い詰められている監督にできることは、メンバーを入れ替えて好転のきっかけを見つけることだ。レアル・マドリード戦ではついに久保とカルレス・アレニャをベンチに置き、3試合連続で大きくフォーメーションを変えた。 しかし、結果は出なかった。この試合でも戦い方を変えてくる可能性は高く、それが久保とアレニャの先発復帰なのか、クチョ・エルナンデスとのCuKuコンビの復活なのかは定かではないが、ヘタフェの倍のゴール数を誇るソシエダ相手に守り切ることがほぼ不可能であることは、この数試合を見れば誰の目にも明らかだ。 この試合では359分もの長時間にわたってゴールが生まれていないことの方をどうにかしようとするのではないか、と期待されている。