NXTで新たなステージに挑むジュリア、“次世代の大物”として脚光浴びる
デビュー2戦目にして王座奪取はならなかったものの、すぐさまジュリアの逆襲は始まった
ジュリアはその才能を証明するべくNXT女子王者ロクサーヌ・ペレスへの挑戦に臨んだ。移籍後わずか数週間で早速王座戦に名乗りを上げたジュリアは、シカゴで行われたシーズンプレミア大会で、期待の新星として大きな注目を集めた。 試合では、「レッツ・ゴー・ジュリア!」の声援を背に、得意のヘッドバットや変型スープレックスでロクサーヌを攻め立て、持ち前の闘志を存分に発揮。激しい攻防の末、惜しくも試合は黒フードの謎の女性の介入によって勝利を逃したが、ジュリアの強さと魅力を改めて証明する舞台となった。 試合後に黒フードの正体が明らかになり、それがかつてロクサーヌと激しい抗争を繰り広げたコーラ・ジェイドであることが判明。ジュリアは新たな敵との対峙を迎えることとなったが、これこそが世界最大団体WWEでの挑戦の醍醐味だ。デビュー2戦目にして王座奪取はならなかったものの、すぐさまジュリアの逆襲は始まった。 8日のNXTセントルイス大会での出来事が、ジュリアの物語に新たな局面をもたらしたのだ。セントルイス大会でバックステージのインタビュー中、ジュリアは「ハロー、旧友」と英語で呼びかけ、場を後にした。 その直後、リングではロクサーヌがベルトを掲げ、ジュリアに対する勝利を誇示し、観客を嘲笑う中、共闘を果たしたコーラを呼び込んで勝ち誇った様子を見せた。 しかし、ジュリアの入場テーマが鳴り響き、ステファニー・バッケルが姿を現すと、状況は一変。バッケルはかつてスターダムでジュリアからSTRONG女子王座を奪った旧敵だが、今や「旧友」として共闘。ジュリアとバッケルは、ロクサーヌとコーラに一斉攻撃を仕掛け、セントルイスの観客は「NXT」の大合唱でこの共闘を歓迎した。 ジュリアはロクサーヌのベルトを手にし、旧敵との連携を強調。「昨日の敵=今日の友」とSNSに投稿し、新たな挑戦に向けての意欲を見せた。これから、ジュリアとステファニーの「インターナショナル・センセーション」タッグが、NXT女子王座戦線をさらに熱くしていくことは間違いない。 今後、ジュリアがNXTでどのような戦いを繰り広げ、WWEのトップ選手としてどのように進化していくのか、ファンの期待は高まるばかりだ。
プロレスTODAY