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飲料、カフェイン除去に商機  “飲み分けて総摂取量コントロール”の動き加速か 外出自粛での嗜好品・消費拡大が背景

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食品新聞

 気分転換やリフレッシュを目的にカフェイン入りのエナジードリンクが拡大傾向にある一方、カフェインレス・カフェインゼロ飲料も広がりをみせつつある。  カフェインレス・カフェインゼロ飲料の主要購買層は、“体に刺激があるものをできるだけ摂りたくない”“翌日のことを考えて質の良い睡眠をとりたい”などと考えるカフェインに忌避意識を持つ女性層で、妊産婦以外からもニーズが高まってきている。  今年は、このような意識の高まりに加えて、コロナ禍の外出自粛で家庭内でのコーヒーや紅茶といった嗜好品(手いれ飲料)の飲用が増加していることも追い風になっているようだ。  嗜好品よるカフェイン摂取が増えることで、それ以外の、家庭外の飲用場面や水分補給などの飲用シーンではカフェインの摂取を控えて1日のカフェイン摂取量をコントロールする動きが強まる可能性がある。

 カテゴリーで今年、新たな動きをみせたのは緑茶飲料で、伊藤園は6月に「お~いお茶」ブランドからカフェインゼロの緑茶飲料「お~いお茶 カフェインゼロ」を新発売した。  同商品は、伊藤園の技術を駆使しカフェイン量を抑えた原料茶葉を使用し、さらに抽出工程に工夫を施すことでカフェインゼロを実現しつつ茶葉本来の香りと味わいが楽しめるように仕立てられている。  同商品について、伊藤園の本庄大介社長は決算発表会の席上で「ようやくお客さまにご満足していただける味づくりができた」と胸を張った。  キリンビバレッジは、「生茶デカフェ」の味覚とパッケージデザインを刷新して7月7日から発売している。  味覚は、茶葉の火入れと抽出温度を見直し、緑茶の香りがより引き立つ味わいとなっている。最盛期に向けては「『生茶』とともに店頭露出を増やしTVCMやSNSで“生って、感動する”のキーメッセージを届けることでお客様のトライアルを喚起していく」(キリン)。  管理栄養士が生活者にカフェイン摂取に関する個人指導を行っていることに着目してサンプリングも実施。7月に全国1000カ所、10月に全国2000カ所の医療機関に総計約21万6000本の配布を予定している。  これにより各医療機関で実施されている個人栄養指導・集団栄養指導、・勉強会で、管理栄養士がカフェインに関する相談者・患者に対して「生茶デカフェ」を配布・紹介していく。  加えて妊産婦にもアプローチし、母子手帳副読本に「生茶デカフェ」の広告を掲載し安心して飲めるカフェインゼロ飲料としてさらなる認知獲得を図っていく。

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