「次の波にはもう乗らないんだとの心構えで」小池都知事会見10月28日(本文)※冒頭発言のみ
環境確保条例改正案の提案を予定
次が、4定の補正予算についてであります。気候危機、エネルギー危機への対処という、もう本当にコロナだけではないわけですね。ここに気候危機が加わり、エネルギー危機が加わりと、危機ばかりが重なっている状況ですけれども、どれ1つとっても、もはや一刻の猶予もないという、まさしく危機的状況であります。総力を結集して都の環境政策を新たなステージに導いていくことも重要です。その第一歩として、第4回の定例会におきましては、環境確保条例改正案の提案を予定いたしておりまして、ここは太陽光発電設置の新たな制度の円滑な実施に向けまして対策を講じていくこと、これが重要であります。 また、記録的な円安が進む状況の中で、食料品や生活必需品などの物価高騰に拍車が掛かっております。国のほうも経済対策ということで、今日、発表、もうしたんですか。された? 経済政策29兆円とかって盛り込んでましたね。いずれにしましても都民生活を守り抜くというのが一番重要でございますので、支援策をさらに強化していかなければならないと考えています。 さらに、国際機関の経済成長率の予測についても、下方修正をされておりますよね。今後の先行き、世界経済そのものもそう。そして、昨今の利上げなどがそれぞれの地域で行われて、インフレの先行きなど、本当に市場もそれらをにらみながらとても神経質な動きを重ねていると。これまでと異なる新たな視点も踏まえまして、企業の生産性の向上であるとか、輸出促進など、強力に後押しをしていかなければならない。そして、東京の経済の回復を支えていかなければならないと考えています。
「ZEV-Tokyo Festival」を11月19日・20日に開催
こうした観点で、必要な対策の具体化に向けて、今日、補正予算の編成の指示をいたしたところでございます。今後、国の総合経済対策も踏まえまして、具体的な内容、金額などを検討して、第4回の定例会、補正予算案として取りまとめていくということで、この指示をしたということをお伝えいたします。 3番目がZEVの普及に向けた取り組みについてのお知らせです。ゼロ・エミッション・ビークルのほうですね。車などです。都内で新車販売される乗用車を2030年に、また二輪車、バイクのほうは2035年までに100%非ガソリン化することを目指している。これはかねがね申し上げてきたことです。この目標の実現に向けて、走行時にCO2を排出しない車、ゼロ・エミッション・ビークル、これをより多くの方に見て、知って、楽しんでいただくと。そのための「ZEV-Tokyo Festival」を11月の19日の土曜日と翌日の20日、日曜日に都庁エリアで開催をするというお知らせであります。当日ですが、ZEVのデモ走行に加えまして、試乗体験もできる、そのような車両の展示も行ってまいります。 イベントのオープニングにおいては、レース用のEV車や、水素エンジン車、そしてバイオ燃料車などによりますパレードを行います。私もどれかに乗ろうかと思います。また、HTTブースももうけておりまして、ここは急に話が変わるようですけど、膝掛けとか湯たんぽなど、冬場のHTTも減らす・創る・蓄める、これについては変わりがありませんから、そこを自分で守るため、前にマクロン大統領は、この冬はタートルネックで過ごすとかって申し上げたけど、そんな工夫ですね。ウォームビズですね。クールビスの冬版はウォームビズと呼んでいます。これなど、冬を暖かく快適に過ごすためのアイテムのご紹介ということです。で、ZEVの魅力を多くの方に知っていただけますように、ご家族連れでも楽しめる工夫をしております。ぜひ、会場に足を運んでいただきたいと存じます。産業労働局が行っております。 それから4つ目ですけれども、「東京都シニア・コミュニティ交流大会 TOKYO 縁ジョイ!」の開催についてのお知らせをいたします。このイベントですけれども、前々から行っているんですが、コロナで中断してました。シニア世代の皆さまに趣味として親しまれている囲碁とか将棋とかカラオケ、これらを通じて、新たな交流の場を広げることを目指すというものです。今回ですが、感染防止対策を徹底しまして、3年ぶりの開催になります。来年1月と2月に行う予定としております。場所は武蔵野の森総合スポーツプラザなど、多摩地域の会場で今見ていただいているような、1月17、24、4日の日程で実施をいたします。