クリプトリンク、売れない仮想通貨を0円で引き取り、売却損を発生させるサービス
クリプトリンクは、ユーザーが保持する売買できなかったり、価値がなくなってしまった暗号資産・トークンを0円で引き取り、売却損を発生させるサービス「CryptoLinC Trash(クリプトリンクトラッシュ)」をリリースした。
同社の調べによると、仮想通貨・暗号資産のプロジェクトをリスト化しているCoinopsyとDeadCoinsの2つのサイトでは、2018年時点で1,000個以上のプロジェクトが失敗しているとされており、現在はさらに増えていると考えられる。また、coinmarketcapに掲載されている暗号資産(仮想通貨)の数は3,700超となっており、時価総額が0円の通貨が1,000を超えている(2020年10月末現在)。
こうした暗号資産・トークンの保有者は、値段がつかないだけでなく、取引量も少ないために売却することができず、含み損を抱えたままになっていると考えられる。
「CryptoLinC Trash」は、取引所に上場されなかったICO案件や、上場しているが取引量が少なすぎて売却できないような暗号資産を「引取り証明書発行手数料」のみで0円での売却処理を実施するサービス。「引き取り証明書」は売却損を計上するための証拠資料として利用できるため、決算・確定申告の際に使うことができる。証明書発行料金は、1暗号資産1回の申込みで10,000円(税込)。
引き取り対応暗号資産・トークン(サービス開始時点)は以下のとおり。Albos(ALB)、Bidooh(DOOH)、Bitpaid(BTP)、Blockpass(PASS)、CGCX(CGCX)、DxChain_Token(DX)、Ebakus(EBK)、Endor_Protocol_Token(EDR)、JinkoSolar_Holding_Co.,_Ltd.(JKS.cx)、Proxeus(XES)、PumaPay(PMA)、Quanta(QNTU)、SPINDLE(SPD)、SingularDTV(SNGLS)、Sirin_Labs_Token(SIRIN)、Verity(VTY)、WOWcoin(WOW)、WisePass(PASS)、Wowoo_Exchange_Coin(WWX)。これ以外の取り扱いについては、同社に問い合わせが必要だ。
同社はサービスリリースを記念して、2020年11月中に、計算代行を申し込んだユーザーに対して、1通貨1回分(1万円相当)の無料チケットを提供するキャンペーンを実施している。
MONEYzine編集部[著]