桂浜が生まれ変わる?「遊覧船」桂浜でも乗り降り可能に 4月試験運行スタート【高知】
高知さんさんテレビ
高知市にある桂浜公園。1951年に整備され、近年は年間60~70万人が訪れる高知有数の観光地です。しかし観光客の滞在時間が1時間から2時間ほどと短いことや、防波堤が低く、南海トラフ地震の際、津波の危険性が高いことなどから再整備が計画されています。 検討会には国や県・市の関係者と大学の教授ら14人が参加しました。これまで休日に1日3回、高知港を発着し桂浜を周回する遊覧船がありました。これを桂浜でも乗り降りできるように2月、公園の北側にある防波堤に係留所がつくられました。来月からは試験運行が始まります。 さらに訪れた人が釣りを安全に楽しめるようにと東側に伸びる防波堤を広く整備する案も出されました。またこれまで観光客がアクセスしにくかったのが東側の浜辺です。駐車場を囲む金網を取り払うことで、駐車場から直接移動できるようにする案が出されました。東側の浜辺には現在、地上から50センチほどの防波堤があり、これを津波対策のため地上4mにかさ上げする計画があります。その防波堤の上を遊歩道にする案も出され、実現すれば景観がこれまでより楽しめるようになります。 高知工科大 重山陽一郎教授 「観光に全く役に立ってなかった東側と北側もそういうことに使えるようになれば なかなか難しいですけど、そうすることで滞在時間が長くなると観光の面でも役にたつかな」 検討会は整備計画案を今年8月に作成し、再来年度以降に設計を始める予定です。
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