500か所超の心霊スポットを探訪した女性「幽霊と間違われた」北海道の神社で恐怖体験も
真夏のエンタメと言えば、お化け屋敷。常設のお化け屋敷は、遊園地に付属しているものが多いが、夏になると期間限定のものが増える。そんな、お化け屋敷の企画制作を生業とし、怪談本を書き、事故物件に住み続ける京都在住のCoco(ココ)さん(@coco_horror)。 いただいた真っ黒い名刺には、「ホラーの総合商社 京都オカルト商会 創業令和元年」とある。前回の記事では、主にその職業のあらましをうかがった。後編となる今回は、趣味と実益を兼ねた心霊スポット巡りについて話を聞いた。 ⇒【写真】心霊スポットとして有名な通称「三途の川踏切」に佇むCocoさん
500か所以上の心霊スポットを探訪
――これまで、何か所くらいの心霊スポットに行ったのですか? Coco:北は北海道から南は九州まで500か所は超えていて、今年中には600か所行くかなっていうくらい行ってます。お気に入りのスポットは二度三度行くので、回数で言えば1000を超えています。 住んでいる京都から近い場所なら、1人で行きます。関西圏外への遠征だと、見知らぬ土地で何かあった場合、助けてくれる人がいないのは危険なので、2人で行くことが多いです。そのとき付き添うのは、お化け屋敷制作集団の京都オカルト商会のメンバーです。どこででも活動できる方なので、運転もお願いしたりとか助かっています。
なぜか何台もの警察車両が停まっていた
――ご著書の『おかるとらべる 365日ホラー旅』には、私の郷里である函館の心霊スポットも2か所紹介されていますね。立待(たちまち)岬は、昔から飛び降り自殺が多くて有名なのは知っています。心霊スポットでもあるのですね。 Coco:女性の霊が出没するとか、心霊写真が撮れるといった話は、たくさんあります。近くに大きな墓地があって、霊道もあるのではといわれます。 私が行ったときは、幽霊は見えませんでしたが、何台かの警察車両が停まっていました。通行禁止になっている崖の方から警察官たちが深刻な顔で降りてきて、何か話し合っていました。もしかすると自殺があったのではないかと思いました。