【神宮大会】東洋大姫路が延長11回 横浜に敗れ初の決勝進出ならず...エース阪下は11回150球3失点の完投も 11回無死満塁で無得点
■第55回記念 明治神宮野球大会 高校の部 準決勝 延長11回タイブレーク 東洋大姫路(兵庫)1ー3横浜(神奈川) (23日 神宮球場) 東洋大姫路が横浜に延長11回タイブレーク末に敗れ、初の決勝進出はならなかった。1ー1で迎えた延長10回は無死一・二塁からのタイブレークで始まる。延長11回にエース阪下蓮(2年)は犠打で1死二・三塁とすると4番・小野舜友(1年)の遊ゴロ間、奥村頼人(2年)にレフトへタイムリーを飛ばされ、1ー3と勝ち越される。阪下は11回を150球6安打3失点の熱投を見せた。11回裏の攻撃で伏見翔一(1年)は四球で無死満塁とするが見村昊成(2年)、木村颯太(2年)、高畑知季(2年)のクリーンナップが凡打に打ち取られた。 東洋大姫路の先発はエース阪下蓮(2年)、最速147キロのプロ注目右腕。阪下は近畿大会では27回2/3を投げ1失点の防御率0.33、今大会では初戦の聖光学院戦で5回2安打無失点に抑え、2回戦では二松学舎大付に2番手で3回3安打1失点だった。 阪下は1回2死から四球を出すも4番・小野舜大(1年)を二ゴロに打ち取る立ち上がり。 横浜の先発は背番号「1」の左腕・奥村頼人(2年)。初戦で明徳義塾に2安打完封勝利を挙げたスーパー1年生・織田翔希はベンチスタート。 東洋大姫路は1回の攻撃は2四死球で2死一・二塁の先制機も5番・高畑知季(2年)は三ゴロに倒れる。 2回の攻撃で1死から渡邉裕太(1年)のツーベースと川口悠空(2年)の内安打で1死一・三塁とするが阪下は二ゴロ併殺打で先制できず。 阪下は2、3回と得点圏に走者を進めるが本塁を踏ませず、4回は三者凡退に抑える。 打線は4回に2つの敵失で1死二塁の好機となるが桑原大礼(2年)、渡邉裕と凡打に倒れた。 直後の5回に阪下は先頭打者にセーフティバント内安打と単打で1死一・三塁とすると阿部葉太(2年)にライト前にタイムリーを飛ばされ1点を先制される。 阪下は6回以降は8回まで1安打に抑え追加点を与えない。 打線は6回から登板の横浜2番手・織田翔希(1年)に7回まで走者を出せない。だが8回に先頭の代打・白鳥翔哉真(2年)がライト線にツーベース、捕逸で無死三塁となると阪下が追い込まれながらもセーフティスクイズを決め1ー1の同点に追いついた。 エース阪下蓮(2年)は10回2死満塁とするが無失点に抑える。その裏の攻撃で渡邉裕太(1年)の犠打、代打・諸戸陽風(2年)は申告敬遠、1死満塁から阪下は空振り三振、渡邉拓雲(2年)は二ゴロに倒れサヨナラ機を逃した。