若槻千夏、教師と時間外対応で激論 “モンペ発言”と批判で謝罪
第25回参院選で各放送局が生放送の特別番組を組む中、「news zero」の特番「zero選挙2019新時代の大問題」第2部にゲスト出演した若槻千夏の発言が“モンペ”(モンスターペアレント)的だと一時ネットは炎上状態となり、一夜明けて若槻が自身のインスタグラムで謝罪コメントを発表する事態となった。
教員不足で現場教師から深刻な“悲鳴”
同番組では参院選の激戦模様を深夜まで速報で報じる中、教員不足問題を特集。ある小学校では先生が一人辞めたことでトイレにも行けないレベルの深刻な教員不足となり、「午前7時半ぐらいに来て午後8時ぐらいまでは毎日残っている」「授業の時数が増えてやることがすごく増えた」「保護者対応が莫大に増えた」、また別の中学校では先生2人が産休と病欠で休んでいるため、「2年生の国語の授業ができない」「毎日だいたい12時間ぐらい学校にいる」「そもそも先生方のなり手が少ない」といった、教師たちの学校現場からの“悲鳴”が取り上げられた。文科省によると精神疾患による休職者が20年前の約3倍の5077人(小・中・高2017年度)にのぼるなど、厳しいデータも紹介された。 また、実際にスタジオにも現役教師がコメンテーターとして出演。業務が多すぎ2人分の仕事を1人の教員が抱えていたり、プライベートの時間も削って対応しているなど、過酷な状況をコメント。留守番電話等を活用して勤務時間外の対応をなるべくやめ、18時以降は電話に出なかったりしている、など教師の負担を減らす対応策について言及した。
「ごくせん」「金八先生」引き合いに持論を展開
そんな中、コメンテーターの一人として出演した若槻は、「何かあったらどうするのか。18時以降対応しないで、もし子どもが帰ってこなかったらどうする」などと教師に反論。教師は「それは学校の役目ではなく、たとえば万引きがあったら警察の役目、他に何かあっても親の役目と思う」と意見を述べるも、若槻は「寂しい。もし子どもが帰ってこなければ心配になってさがすが、見つからなかったら学校に電話する。(時間外なら)それも対応してくれないってことですね」と疑問を呈した。 若槻が「寂しい」といった感情論や「『ごくせん』観て育ったでしょ、みんな『金八先生』観たでしょ」とドラマを引き合いに出したこともあって、ネット世論は炎上状態となった。「教師が責任放棄を正当化して腹が立った」「義務教育の場合、帰宅前の保護責任は教師にあるのでは」「学校が勉強だけ教えてたら教師なんか全員クビになるだろ」「時間で決めるのは冷たい気もする」など、若槻寄りの意見もあるが、「学校に授業以外の意味はない、教師は授業だけきっちり教えてほしい」「保護責任は校舎を出るまで。だから親が通学路で見守りしてる」「帰ってこなかったら親が警察に相談して探すのが普通」「時間外報酬毎日10時間なら年収も億いける」「モンペ(モンスターペアレント)の特徴、何でもかんでも学校に求めすぎ」と、一夜明けても若槻に反対する意見が多数噴出している状況だ。