福島県双葉町が観光ビジョン策定へ 初回ワークショップ、帰還、移住の若手8人が意見出し合う
双葉町は町の観光振興の指針となる「観光ビジョン」を策定する。若手を中心に幅広い世代の町民らの意見や発想を踏まえながら柔軟につくる計画で、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故からの復興や交流人口拡大につなげる。16日、町役場新庁舎で初回のワープショップを開き、住民らの考えを聞いた。 観光ビジョンは町の観光面に対し、地域の現状を踏まえた上で、ターゲットとする客層や進むべき方向性などを定める。住民や観光関係者らから幅広く意見を聞き、今年度に骨子をつくる計画。詳細を詰めた上で、来年度以降に策定する予定だ。 ワークショップには町に帰還、移住した住民ら若手の8人が参加した。「町の観光のこれからを考える」をテーマに、町の強みや弱みなどを話し合った。町の自慢として「住民の団結力がある」「星がきれい」などの声が出た。 町は今後も定期的にワークショップを催す。次回は11月、町内を視察して町の現状を把握する。
(相双版)