【バレー】上位2チームはJTが20勝目、東レが18勝目。久光がホームで3強入りを争うNECにフルセットの末、勝利 V1女子
バレーボール2021-22 V.LEAGUE DIVISION1 WOMEN(V1女子)は6日、金沢市総合体育館(石川県)など3会場で計6試合を行った。 石川では2位の東レが7位日立Astemoと対戦。ここまで1勝1敗の両チームだが、この試合は第1セットから東レが小川愛里奈、関菜々巳らがサーブで攻め、日立Astemoを圧倒。25-13と点差をつけて先取する。第2セットは一進一退の攻防となるが、中盤からクランの攻撃などで東レがリードを保ち、25-22で連取した。第3セット、日立Astemoは長内美和子のスパイクなどで反撃を試みるが、東レの勢いは止まらず、25-20でこのセットも奪い、3-0で勝利した。東レは18勝目となり、2位をキープしている。 石川の第2試合はホームのPFUがデンソーと対戦。どちらも連敗を止めるべく一歩も譲らない戦いとなり、第1セットからデュースにもつれ込む。第2セット以降も互いに気の抜けない戦いが続き、試合はフルセットに。最後までどちらが勝つかわからない展開となったが、デンソーが粘りを見せ、大激闘を制した。 兵庫の第1試合はホームで勝ちたい姫路が岡山と対戦し、フルセットにもつれ込む熱戦となった。第3セット終盤、姫路は有望学生奨励制度で加入した堤亜里菜(共栄学園高→明海大入学予定)を起用。堤はVリーグデビューを果たし、スパイクで1得点を挙げた。第5セット、岡山は堤同様、今年の春高で活躍した佐伯亜魅加(松山東雲高)が連続得点するなど活躍し、姫路を突き放して勝利。今季9勝目となった。兵庫の第2試合は埼玉上尾がKUROBEにストレートで危なげなく勝利し、4連勝。16勝目とした。 福岡ではホームの4位・久光が3強入りを争う3位のNECと対戦。中止試合があったことから今季初顔合わせでもあり、注目の1戦となった。第1セットはNECが古賀紗理那のサービスエース、山田二千華、島村春世のミドルからの攻撃などで先取するが、第2・第3セットは久光のサーブが走り、井上愛里沙、石井優希のサイド攻撃、アキンラデウォのブロード、平山詩嫣の速攻などで勢いに乗り、連取した。第4セットも久光がリードする展開となるが、NECが中盤から古賀のスパイクなどで抜け出して逆転すると、最後は曽我啓菜の連続得点でセットを奪い、フルセットに持ち込んだ。最終セットも拮抗した戦いとなるが、久光はアキンラデウォが大活躍。最後もブロードを決めて激闘を制した。 福岡の第2試合は首位のJTがトヨタ車体に3-1で勝ち、20勝目を挙げた。 V1女子の次戦は、3月9日(水)18時から、埼玉県立武道館にて1月23日に中止となった埼玉上尾対NECの再試合をリモートマッチ(無観客)にて行う。なお、この試合はV.TV(https://vleague.tv/)で生配信されるほか、CSのフジテレビONEでも生中継される。 【3月6日の結果】 東レ3-0 日立Astemo PFU 2-3 デンソー 姫路 2-3 岡山 埼玉上尾 3-0 KUROBE 久光 3-2 NEC JT 3-1 トヨタ車体 【勝ち数による暫定順位】 1 JT 20勝4敗60P 2 東レ 18勝5敗55P 3 NEC 17勝7敗52P 4 久光 16勝7敗49P 5 埼玉上尾 15勝8敗45P 6 デンソー 15勝10敗41P 7 PFU 11勝12敗34P 8 日立Astemo 11勝15敗32P 9 岡山 9勝17敗27P 10 トヨタ車体 6勝21敗19P 11 姫路 5勝20敗17P 12 KUROBE 3勝20敗7P
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