山川豊が浅草公会堂で50代最後のコンサート
演歌歌手・山川豊が16日、東京・台東区の浅草公会堂で50代最後のコンサートを行った。 山川は開演前、「今日は、還暦に合わせて赤いジャケットを着てきました」と気合十分の様子。 続けて、「今日のコンサートは、新曲『今日という日に感謝して』をメインに今までの作品ももちろん歌わせて頂きますが、和があったり、洋があったり、それぞれの作品にアレンジを加えて歌わせて頂きます。ロックっぽく色々と歌わせて頂く予定なので、ヨロシク!」と意気込んだ。 ステージに立った山川は、「三連休の中、山川豊の50代最後のコンサートにたくさんの方にお越し頂き心より感謝申し上げます」とあいさつ。 白いスーツ姿で『ときめきワルツ』、『愛待草より』、『流氷子守歌』を歌唱すると、昭和の名曲カバーから『船頭小唄』、「丘を越えて」、『夜霧よ今夜もありがとう』などをメドレーで披露。 さらに、デビュー曲の『函館本線』やヒット曲の『アメリカ橋』、純愛シリーズの『螢子』、『再愛』、『黄昏』、そして故郷・三重県を舞台にした最新シングル曲『今日という日に感謝して』など全39曲を熱唱した。 MCでは、「目標は70歳。でも声が続く限り歌っていきます」と意気込んだ。 10月15日に還暦を迎える山川は、「年々、ふるさとが恋しくなり、初めて自分のふるさとを歌った新曲『今日という日に感謝して』を出させて頂きました。ユーチューブでは約38万回も再生されているそうで、本当にうれしいですね。この曲を大ヒットさせ、ふるさとに恩返しがしたいです」と意欲を燃やした。 この日は、サプライズで事務所の後輩である田川寿美、水森かおり、氷川きよしの3人から60本の赤いバラとお祝いメッセージが贈られ、山川を感激させていた。 また、会場ロビーでは三重県庁、鳥羽市役所、鳥羽市相差町内会の全面協力による『今日という日に感謝して』で巡る「鳥羽伊勢の旅」写真展も開催された。