全国の駅弁35種ずらり 新山口駅でまつりにぎわう【山口】
全国各地の駅弁を販売する駅弁まつりが、JR新山口駅南北自由通路で開かれている。35種類の駅弁が並び、多くの人が名物の味を求め、訪れている。JR西日本中国統括本部(佐伯祥一本部長)と広島駅弁当(中島和雄社長、広島市)主催。13日まで。 1872年10月14日に新橋-横浜間で日本初の鉄道が開通したことにちなんだ「鉄道の日」の記念事業。同駅での開催は4度目。 森駅(北海道)の「いかめし」や広島駅の「夫婦あなごめし」といった定番に加え、金沢駅(石川県)の「のどぐろ漬け弁当」や西明石駅(兵庫県)の「あっちっち神戸のすきやきとステーキ弁当」などの逸品が勢ぞろい。4月に続いて新津駅(新潟)の「三色だんご」など5種類の鉄道菓子も販売している。 宇部市から神戸へ向かう途中で偶然、イベントを訪れた山本百合夫さん(74)と恵子さん(74)夫妻は、金沢駅(石川県)の「加賀のかにすし」を購入。「カニが並んでおいしそう。ちょうど良いタイミングで買えた。新幹線に乗って楽しみたい」と話していた。 広島駅弁当鉄道部の夏目祐課長(44)は「全国の駅弁を通じて旅情を感じてもらいたい。弁当を片手に鉄道の旅も楽しんでもらえれば」と来場を呼び掛けている。 時間は午前10時半~午後4時。完売次第終了する。