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GENERATIONS 数原龍友と片寄涼太の“ハーモニーの美しさ”

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リアルサウンド

「You & I」から考える、数原・片寄のツインボーカルの魅力

 2人の歌声は一聴して聴き分けられるほどにその印象が異なっており、また楽曲内のパート構成についても明確に役割分担がなされていることが多い。今回は最新曲である「You & I」におけるボーカルの構成について、彼らの魅力を語る上では絶対に外せない“ハーモニーの美しさ”も含めて紹介していく。  この曲は全体的なサウンドやコード進行がシンプルである分、言葉で細かくリズムを刻むような詞とボーカルラインの変化によって展開する部分も多いため、2人の歌声をじっくりと堪能できる作りになっている。まず冒頭から強い印象を残すのが、歌い出し(0:13~)の2人によるオクターブユニゾンだ。双方のピッチ精度の高さと倍音によって深く調和して響く数原・片寄のハモリやユニゾンは大きな武器の一つとなっており、曲調や展開に合わせて音程を変動させ歌声の厚みを変化させるなど、多くの楽曲の中で効果的に使われている。  Aメロ(0:18~)からは、2人の掛け合いが始まる。はじめは優しく穏やかな片寄の歌声が、メロディと詞の中の感情の流れを辿りながら少しずつ叙情的になっていき、そして数原の高く伸びやかな歌声へパスが送られた瞬間に、その情感がぐっと高まる。この曲はAメロとBメロでこの片寄→数原の流れが少しずつ速まりながら繰り返されるので、感情の波が徐々に大きくなるように感じられる。そしてサビ直前(0:47~)、それまでの掛け合いから今度は数原の歌声を引き立たせるハモリに移行し、さらにサビに入ってからは声の厚みがより大きくなるオクターブユニゾンがまた始まっていく。こうして、サビまでの積み重ねで高まった感情の波は、最終的にユニゾンで厚みを持たせた2人の歌声により、大海に辿り着いたかのような優しい音色の中で受け止められる。この歌の、どこか切ないながらも心温まるような空気感は、彼ら2人の実に繊細なやり取りの中で生まれているのだ。  今やメンバーのそれぞれが多方面で活躍しているGENERATIONSだが、その真髄はもちろん様々な楽曲を通して届けられるパフォーマンスにある。今回紹介した「You & I」はツインボーカルの魅力を堪能できるというだけでなく、シンプルなメッセージ性が繰り返し聴くほどに染み入るような良曲でもあるので、これまで彼らの歌について深く知る機会がなかった方は是非一度じっくりと聴いてみてほしい。

日高 愛

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