スーパーの“使い分け”してる? 物価高で買い物「変わった」65% 値引き、店内にバー…集客合戦に熱【#みんなのギモン】
■価格、品ぞろえ…使い分けの基準は?
近野解説委員 「では買う場所を何によって使い分けているのかを聞いたところ、1位はやはり価格(70%)。2位は品ぞろえ(52%)、3位は品質(47%)。4位はアクセスの良さ(33%)で、その時いる所からところからどう買って帰ろうか、家にいるのか外にいるのか」 「5位は、クーポンやキャンペーンがあるかどうか(24%)。アプリでクーポンを手に入れてから目当ての商品をそこに買いに行く、ということのようです」 鈴江アナウンサー 「アプリをいっぱいダウンロードしていて、探すのが大変です。お会計の時に時間をとりますが、場所によってはその場でルーレットを回して割引になったりとか…。ちりも積もればで、お得ですよ」 瀧口アナウンサー 「私もやります」 斎藤キャスター 「私は(2位の)品ぞろえでいうと、(コンディショナーを買う)ドラッグストアとか、パンはパン店で買うという感じですかね」
■生協、ドンキ…集客の工夫いろいろ
近野解説委員 「(アンケートでは)いろんな選択基準が挙がっていますが、(重視するのは)やはり価格が上に来ます。物価高が続いて買い控えとなると、お店は困ってしまいます。スーパーなどではいま、あの手この手で“集客合戦”が行われています」 「物価高を受けて、生協は11月末まで『くらし応援全国キャンペーン』と銘打ち、約180品の加工食品や冷凍食品を1割程度値引きします」 「ドン・キホーテではアプリの口コミ評価の数をもとに、月ごとに20以上の商品を選び、1~3割引にします。いわば、お客さんが投票するような形で割引き商品が選ばれます」 森アナウンサー 「口コミ評価が高い物が安くなる、ということですか?」 近野解説委員 「そのようですね。お店としては評判のいい売れ筋を選んで、なお安く売ることで売り上げも期待できるのかもしれません」
■スーパーの中にカフェやバーを設置
近野解説委員 「他にも新たな取り組みをしているところもあります。東京・墨田区のショッピングモール内のスーパー『ブランデ オリナス錦糸町店』では、食品売り場にカフェやバーを設置して、買い物の他にも店に来る目当てを作ろうとしています」 「普段は試食などを行うコーナーでは1日2回、立ち食いの寿司(すし)店になります。この価格は、店内で販売しているテイクアウトのお寿司の商品と同じです。買い物ついでにちょっと寿司をつまむというものです」 森アナウンサー 「テイクアウトのお寿司だと、お店で食べるより低価格だったりしますもんね」