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東京都知事選挙の有権者の行動傾向などについて観察していきます(下)

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選挙ドットコム

前回は東京都知事選挙における有権者の地域別、年齢別投票率と、 どの候補者に投票するかをいつの段階で決めるのかについて見ていきました。 今回は各政党が東京都内のどの市区町村で得票率が高いのかについて国政選挙のデータを用いて観察します。 各政党が得意な地域と、政党が支持する都知事候補者の得票率が高い地域について一致するかについて見ていきましょう。

最初に前回2016年東京都知事選挙直前の第24回参院選挙で自由民主党、公明党、おおさか維新の会、民進党、日本共産党の得票率が高かった地域を、市区町村別に色分けしたものが図1の地図になります。 政党ごとに得票率が高い地域が見えてきたと思います。

続いて、この参議院選挙の約2週間後に執行された東京都知事選挙の各候補者の得票率が高かった地域について色分けをした地図を見てみましょう。  小池候補者が無所属で出馬をし、増田候補者が自民、公明、こころの推薦、鳥越候補者が民進、共産、社民、生活の推薦を受けています。 各候補者の得票率が高い市区町村と、各候補者を支援した政党の得票率が高い地域についてどのような傾向があるでしょうか? 第24回参議院選挙の政党別得票率の色分け地図と比較してみましょう。 小池候補者は都心部で得票率が高い傾向にあり、この地域は自由民主党、大阪維新の会の得票率が高い地域と重なります。 自由民主党、公明党、こころの推薦を受けた増田候補者の得票率が高かった地域は、公明党の得票率が高かった地域、東京都西部の自由民主党の得票率が高かった地域と重なりそうな感じです。 また、民進党、日本共産党、社会民主党、生活の推薦を受けた鳥越候補者の得票率が高かったのは東京都中部で、民進党、日本共産党の得票率が高かった地域と重なるような気がします。

最近の選挙では無党派層の動向が選挙結果を左右すると言われますが、地域ごとに選挙に強い政党についてある程度の傾向があるということを考えると、それは組織票がしっかりしているという前提があってのことだと思われます。 前回、有権者がいつの段階でどの候補者に投票するのかを決める時期について見てきましたが、選挙期間中に入る前から投票する候補者を決めている人が3割程度存在します。 事前にどれだけ組織票をまとめることができるかが、選挙の行方を左右すると言えそうです。 そのため各政党は政党支部等を通じて支持者をふやすために各種活動を行います。 政党名はスラスラと出てきやすいですが、その政党がどのような政党支部を持っているのかまではなかなか思い浮かばないことが多いと思います。 そこで各政党が東京都内においてどのような政党支部を持っているのかを各種グラフにしてみました。 東京都選挙管理委員会が公開している政治団体名簿*1から各政党の支部数をグラフ化したものが図3になります。

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