「ふたご座」に「しし座」…毎年現れる「流星群」の正体は?
「流星嵐」が出現することも
しし座流星群は33年前後の周期で大出現しています。2001年には1時間に1000個以上の流星を観測。このようにおびただしい数の流星が降り注ぐ場合「流星嵐(りゅうせいあらし)」と呼ばれ、過去には1799年、1833年、1866年、1966年に出現しています。流星嵐はジャコビニ流星群(極大日は10月8日ごろ)でも有名で、1933年と1946年に観察されました。
観測のポイント
流星を見るときのポイントは、望遠鏡や双眼鏡は使わずに肉眼で観察すること。流星はどこに現れるかわからないので、望遠鏡などによる観察は視野が狭くなり、向きません。流星群は、放射点のある方向だけに出現するわけではなく、夜空のどこにでも現れます。視野を広めにして空全体を眺めるように観察するのがいいようです。ですので、街の明かりや月がなく、できるだけ空を見渡せる場所を選ぶことも大事です。 (動画制作:TOMOニュース)