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「ちゃんと仕事してる?」「部屋をもっと映して」…在宅勤務で増える“リモートハラスメント”に鈴村健一が苦言

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TOKYO FM+

声優としても活躍中の鈴村健一(月~木曜)と俳優の山崎樹範(金曜)、フリーアナウンサーのハードキャッスル エリザベスがパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「ONE MORNING」。6月1日(月)放送のコーナー「リポビタンD TREND NET」のテーマは「リモートハラスメント」。報道ベンチャーの株式会社「JX通信社」代表取締役・米重克洋さんに話を伺いました。

新型コロナウイルスへの対応で在宅勤務が急速に広がるなか、テレワーク特有のハラスメント「リモートハラスメント」のリスクが浮上しています。今後テレワークが定着するなかで、働き手の不満が蓄積する可能性もあり、個人の意識づけや企業の対策が必要になりそうとのことです。 *  *  * 鈴村:こちらのニュースのネットの反応はいかがですか? 米重:コロナの影響でいろんな新語が出てきましたよね。「ソーシャルディスタンス(社会的距離)」「オーバーシュート(爆発的患者急増)」「ロックダウン(都市封鎖)」といった新しいカタカナ言葉の一環として、今回は“リモハラ”(リモートハラスメント)というワードを取り上げます。 “また新しい言葉が出てきた”という声や、“テレワークによってハラスメントは減ると思われていたのに、内容が変わるだけでハラスメント自体はなくならない……”といった声も多々見受けられます。 鈴村:このリモートハラスメントとは、具体的にどういうものですか? 米重:実際にあったケースとしては、遅い時間に勤務の記録をつけたところ、上司に「本当にこんな時間まで仕事していたのか?」と言われてしまったり、オンラインで映り込んだ自分の部屋を「もっと映してよ」と言われたという、ちょっとセクハラまがいなケースもありますね。 あとは、チャットツールでかなり頻繁に「ちゃんと仕事してる?」という確認があったり、家族や同居人についてあれこれ詮索されたり、夜から朝まで長時間のZoom飲みを強要されるなど、多種多様な“リモハラ的”な言動について報告されています。 鈴村:このリモハラは、どういう背景で起きているのですか? 米重:今回のコロナ感染拡大により、在宅で仕事ができる業種に関しては急速にリモートワークが進みました。上司としては、これまでは直接顔を合わせてやり取りしていたものが、急にメールやチャットツールなどでのやり取りとなりましたので、やはりどうしても進捗状況に介入したくなるのでしょう。そういったなかで、仕事とプライベートの境がどうしても曖昧になり、リモハラ的な言動をしてしまう上司が出てくるのかなと思います。 鈴村:やはり自分の生活のなかに仕事が入ってきますので、ちょっとしたことも“ハラスメント”に聞こえてしまう場合があるかもしれませんね。 米重:そうですね。やはり敏感になっている部分もあるでしょう。 鈴村:企業側は何か対策を始めているのでしょうか? 米重:はい。これは新しい概念ですので、まだ企業側でも対策はできていないし、していない。もしくは手探りの状況だと思います。ただ、損害保険会社などは、早速オンライン研修をおこなうといった動きも出始めているようですね。例えば“セクハラ”や“パワハラ”と同じように、注意すべき新しい問題として防止策を学ぶという研修がおこなわれているようです。 鈴村:でもこれってリモートに限らず、人として当たり前のような気もしますけどね(笑)。 米重:そうですね。やはり上司と部下という関係のなかで“踏み越えてはいけない部分”というのはあります。そういった日常のなかで考えていく問題でもありますよね。 鈴村:これをやる人は、正直気持ち悪いなと思いましたが、リモートじゃなくても起きていることだと思っています。上司や部下、同僚……など、言うなれば親しくならなければいけない関係だったりしますが、“親しき仲にも礼儀あり”という言葉がある通り、度を越えて人に何かを干渉するというのは間違いだということ。それさえ正すことができれば、このハラスメントは起きないんだろうなと思いました。 ただ、もう1つの観点で見ると、何でもハラスメントっていうような世の中でもあるなと少し感じます。このニュースを聞いて、“自分も知らない間にハラスメントをしていたらどうしよう……”と少し思いました。でも人として、相手を尊重する接し方をしていれば、こういうことは起きないと思いますから、テクノロジーがどれだけ進もうが、人は人であり、そのテクノロジーを使うのもまた人です。人との関係性は変わらないと思うので、きちんとした形で人と付き合うことができればいいのではと思います。自分もそれを思いながら、日々律して生きていこうと思いました。 (TOKYO FM「ONE MORNING」6月1日(月)放送より)

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