「名阪国道‐京都」の新ルート! 長さ3kmの「鷲峰山トンネル」2月開通 峠貫き新名神へ
府道62号バイパスが開通
京都府は2024年12月12日、宇治市と和束町を結ぶ府道62号宇治木屋線のバイパスが2025年2月24日に開通すると発表しました。 【地図】長さ約3km! 犬打峠を貫く鷲峰山トンネルを地図で見る バイパスは、宇治田原町南と和束町別所を結ぶ延長3.6kmの道路です。現道は普通自動車でもすれ違いが難しいほど狭い箇所や、急カーブ・急勾配が続くなど走りにくい区間がありますが、バイパスは幅7.5m・2車線で整備され、長さ2953mの鷲峰山トンネルで犬打峠を一気に通過します。 現在、北側の宇治田原町では新名神の建設が進んでおり、宇治田原IC(仮称)が府道62号や国道307号と接続する形で設置される予定です。 和束町から最も近い高速道路ICは現在、京奈和道の木津IC(約25分)ですが、府道62号バイパスと新名神が開通した後は宇治田原IC(約15分)が最寄りとなり、アクセス性が向上します。 また、広域で見た場合、三重県の伊賀市など名阪国道沿線から国道163号・府道62号バイパス・新名神などを経由して、京都府の宇治市や京都市方面へ抜けるルートが新たにできる見込みです。 府は、バイパスの整備効果として、安全性やアクセス性の向上に加え、大雨時などでも常時通行可能になることや、地域の茶産業や茶文化を活かした観光促進など地域の発展にもつながるとしています。
乗りものニュース編集部